常温常圧超伝導物質「LK-99」について韓国超伝導低温物理学会が「常温超伝導検証委員会」を結成し検証へ
韓国・高麗大学の量子エネルギー研究センターが実現したという「常温常圧超伝導」について、他の大学や研究機関による検証が進む中、韓国超伝導低温物理学会(KSSC)も検証委員会を結成して取り組む方針を明らかにしました。量子エネルギー研究センターからサンプル提供を受けることができれば、ただちに分析を行う姿勢です。
한국초전도저온학회 상온초전도체 검증위원회 발족
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국내 개발 성공했다는 꿈의 소재 ‘상온 초전도체’ 실체는 - 경향신문
https://www.khan.co.kr/science/science-general/article/202308021450001
KSSCは、常温常圧超伝導物質「LK-99」について、論文が主張する結果が正しければ科学技術分野に大きな影響を与える画期的な研究結果だと認めました。
その上で、ここ数日間、結果の真偽について国内外で大きな議論になっていることから、超伝導分野を代表する学会として、現在の状況を科学的な面で正確に判断し、結果を明確に判断するための「常温超伝導検証委員会」を結成し、検証を行っていくことを明らかにしました。検証委員会の委員長はソウル大学のキム・チャンヨン教授が務めます。
なお、すでに検証委員会で議論された内容は主に以下の3つだとのこと。
1:
arXivで公開された論文を通じて発表されたデータや公開された映像をもとに判断すると、論文や映像の物質は常温超伝導体とはいえない状態。
2:
量子エネルギー研究センターがサンプルを提供する場合、検証委員会で常温超伝導体検証のための分析を行う。検証にはソウル大学、成均館大学、浦項工科大学などが参加。
3:
サンプルとは別に、成均館大学量子物質超伝導研究チーム、高麗大学超伝導材料および応用研究室、ソウル大学複合物質状態研究チームなどで「LK-99」再現のための研究を進行中。
なお、日刊紙・京郷新聞は量子エネルギー研究センター関係者の言葉として、今回の研究結果を盛り込んだ論文を国際学術誌に掲載する手続きが進んでおり、今後2週間から4週間ほどで当該論文が掲載される予定であることを報じています。
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