取材

徳川家康生誕の地「岡崎城」で刀剣や家康の産湯を鑑賞してきた


徳川家康は愛知県岡崎市にある岡崎城で生まれたと伝えられています。記事作成時点の岡崎城天守は昭和に再建されたものですが、城内には岡崎城の歴史を伝える品物が数多く展示されています。「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」に訪れた後に、さらに知見を深めるべく岡崎城へ行ってきました。

岡崎城トップページ|岡崎城(天守閣)|特集|岡崎公園|岡崎おでかけナビ - 岡崎市観光協会公式サイト
https://okazaki-kanko.jp/okazaki-park/feature/okazakijo/top

岡崎城周辺は岡崎公園として整備されています。公共交通機関で行く場合、電車で名鉄「東岡崎駅」か愛知環状鉄道「中岡崎駅」まで行き、そこから約15分歩けば岡崎公園の入口までたどり着けます。


岡崎城天守へ向かう道中で、時計塔を発見。


時計塔にはからくりが仕込まれており、9時~18時に30分間隔で動くとのこと。どんなからくりが仕込まれているのか気になったので、動き始めるまで待機しました。


からくりが動く様子を撮影したものが以下。人形が3分以上かけて能を舞っていました。

岡崎公園のからくり時計塔が動く様子 - YouTube


時計塔を離れて岡崎城天守に向かう途中で「家康が誕生した際に産湯をくんだ」と伝わる井戸を発見。


上から見るとこんな感じ。


井戸の水は実際に触れられるようになっていました。


30度を超える暑い日だったので、水はぬるくなっていました。


天守の入口に続く道では、石垣をみることができます。石垣の一部は江戸時代のものが残っており、この写真の奥に見える石垣は江戸時代後期のもの。


これは江戸時代前期のもので、江戸時代後期の石垣と比べると大きさや形がバラバラです。


岡崎城天守の北西に積まれた石垣は大きさや形がそろっており、角の部分は直線的な「江戸切り」に仕上げられていました。


天守の入口に到着。


天守に入るにはチケットの購入が必要です。今回はドラマ館との2館共通チケットを購入済みなので、新たに購入する必要はなし。


入口から案内に従って中に入ります。城の中は撮影OKとのこと。


チケットを渡すと、リーフレットがもらえました。


入場して2階に上がると、岡崎城の模型が展示されていました。


岡崎城は明治初期に取り壊されており、この模型は取り壊し前の記録や証言を参考に作成されたとのこと、


築城から家康が城主を務めた時代を経て「神君出生の城」として神聖視されるまでの歴史が紹介されています。


江戸時代の瓦。


展示場の隅には、米俵1俵(約60kg)の重さを体験できるコーナーが用意されていました。1俵は非常に重く、現代人と昔の人の体力差を痛感できます。


1869年~1871年に城主を務めた本多忠直の具足や「血鑓九郎」を名乗った長坂信政のやり。


みんな大好き刀剣コーナーもあります。


「銘作陽幕下土細川正義」(上)と「銘三州住藤原兼有」(下)。


「銘越前國住兼法」


「銘於南紀重國造之」


「銘三河國蒲郡住藤原元久作」(上)と「銘三陽真弓山麓住藤原一則精鍛之」(下)。


火縄銃も展示されていました。


階段を上がって3階に向かいます。


3階には岡崎城下町の市民の暮らしが展示されています。これは城下町の模型。


江戸時代、火薬の生産と貯蔵は三河に限定されており、岡崎では花火が盛んに製造されたとのこと。


岡崎名物「八丁味噌」を作る際に使う道具も展示されていました。


三河では16世紀頃から木綿が作られており、現代でも「三河木綿」として愛され続けています。


昭和に再建された岡崎城天守と江戸時代初期の岡崎城天守の比較。


再建時の写真もあります。


階段を上って最上階へ。


最上階は展望室です。


最上階からの眺めはこんな感じ。岡崎城は山の上にあるわけではありませんが、周辺は平地なので非常に遠くまで見渡せます。


展望室には浮世絵摺りの体験コーナーあったので、体験してみました。


版木の上にインクをつけます。


版木の上に紙をのせてこすります。


上記の操作を繰り返して完成した浮世絵が以下。岡崎城に伝わる竜神伝説をモチーフにした図柄なのでしょう。


なお、岡崎城天守がある岡崎公園の付近には、徳川家康や本多忠勝などの武将の具足をモチーフにしたパフェを楽しめる料理点「いちかわ」もあります。「いちかわ」で食べられるパフェや八丁味噌料理の詳細は以下の記事にまとめています。

家康の金ピカ具足をモチーフにしたパフェや八丁味噌だれたっぷりのおでんを岡崎城付近の料理店「いちかわ」で食べてきた - GIGAZINE


また、岡崎公園内にある「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」では「どうする家康」の撮影に使われた衣装や家康関連の史実が展示されています。展示の詳細は以下の記事に詳しくまとめています。

「どうする家康」の松本潤が着用した衣装や徳川家康の史実を楽しめる「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」に行ってきた - GIGAZINE

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in 取材, Posted by log1o_hf

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