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Twitterの「おすすめ」はどういうアルゴリズムでツイートを選んでいるのかを解明


Twitterの投稿を表示する「タイムライン」と呼ばれるフィールドには、ユーザー自身の手で選んだ「フォロー」先の投稿のみを表示するものと、これにTwitterのアルゴリズムが選び出す投稿を加えて表示順をごちゃ混ぜにした「おすすめ」という2種類のタブがあります。一体Twitterはどういう仕組みでおすすめを選んでいるのかということについて、ニュースライターのライアン・ブロデリック氏が解説しました。


おすすめのタブにフォロー先とは無関係な人のツイートが表示されていることについて、Twitterは「フォローしている人がいいねを押したから」などの理由をツイートに併記することがあります。しかし、中にはまったく説明のつかない無関係な投稿が表示されることもしばしば。


タイムラインに表示される投稿はユーザーが興味関心を示すトピックを選択することでいくらか内容を調整することが可能ですが、ブロデリック氏の推測では、おすすめに表示されるアカウントはこのトピックにタグ付けされたアカウントが選ばれているそうです。また、すでに注目を集めている話題に関するツイートがおすすめに表示されやすいこともブロデリック氏は見抜いていました。

さらに、ブロデリック氏はおすすめ機能が始まってからイーロン・マスク氏のある行動に注目します。マスク氏は普段から頻繁にツイートを投稿していますが、18禁系コンテンツのスパムを投稿するアカウントがよくやるように、「自分のツイートに返信する」という行動をあるときから繰り返していたのです。


ブロデリック氏はこの手法に着目し、あるトピックに関する意見を自分のツイートに続けて返信したり、すでに多数リツイートされていたツイートに自分の意見を投げかけたりするなどの試みを行いました。その結果両方が功を奏し、あるツイートは一晩で8000回以上もリツイートされることに成功したそうです。

これらのことから、ブロデリック氏は「Twitterは、トピックという見えないタグを使ってツイートを整理しており、話題の投稿に関するツイートや、多くの返信があるツイートが伸びやすいと思います」と述べました。

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in ネットサービス, Posted by log1p_kr

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