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TwitterAPIの停止で16年間心血を注いできたアプリ「Twitterrific」が突然死し作者がブチ切れ


2023年1月13日にTwitterのAPIの一部が突然動作を停止し、多数のサードパーティ製Twitterアプリが使用できなくなりました。そのうちの1つであるiOS向けアプリ「Twitterrific」の開発者が、16年間かけて築き上げてきたアプリが何の予告もなく終わったことを暴言混じりに嘆くブログ記事を公開し、話題となっています。

The Shit Show • furbo.org
https://furbo.org/2023/01/15/the-shit-show/

TwitterのAPIが認証エラーを表示し始めた当時の様子は、以下の記事にまとめられています。この一件に関しては、使えなくなったアプリとそうではないアプリがあることから、「Twitterによる意図的な締め出しではないか」との指摘もあります。

サードパーティ製Twitterアプリで認証エラーが発生中、タイムラインが更新されない不具合 - GIGAZINE


この停止で利用できなくなっているアプリの中に、時系列順に表示されるタイムラインやシンプルなUIで支持されていた「Twitterrific」があります。Twitterrificを手がけるIconfactoryのクレイグ・ホッケンベリー氏はブログで、「Twitterrificは、私たち全員が過去16年間愛情を注いできたアプリでした。私はあまり自慢をするタイプではありませんが、このアプリがもたらした初期の体験は文字通り私たちが作り上げたもので、私たちの仕事は画期的なものでした。私たちは、自分たちの母親のようにこのアプリを愛していたのです」と述べて、Twitterrificの停止を惜しみました。

ホッケンベリー氏が母親に言及したのは、同氏の母親が2022年のクリスマス直前に亡くなったのが理由です。しかし、家族全員がその死を覚悟しつつ見送る準備を進め、尊厳とともにこの世を去ることができたホッケンベリー氏の母親とは違い、Twitterrificは長年支えてくれたユーザーへの感謝を告げる間もなく奇妙なエラーを吐いたまま終わってしまいました。


その無念さから感情的になったホッケンベリー氏は、Twitterのイーロン・マスクCEOを「スペース・カレン(SpaceXの社名と憎たらしい女性の代名詞であるカレンをもじったインターネットミーム)」と罵倒した上で、「Twitterrificの終了も、彼の現在進行形のクソ劇場のワンシーンに過ぎないのです。でも、これもクソみたいな人間のやりそうなことではあります」と怒りをあらわにしました。

以下は、スペース・カレンのものとしてよく用いられるコラージュです。

I will never not laugh at Space Karen https://t.co/InvR5sTRMy pic.twitter.com/92vQfIyzHi

— dan hett (@danhett)


そんなホッケンベリー氏の次なる目標は、Twitterに代わる新しいプラットフォームを誕生させてマスク氏に報復することです。そのプラットフォームはまだ構想もありませんが、ホッケンベリー氏はMastodonが使用しているActivityPubのようなオープン標準に注目しています。

ホッケンベリー氏によると、Twitterでは当初投稿を「ツイート」と呼んでおらず、青い鳥のアイコンも使っていなかったとのこと。また、ハッシュタグやリツイートといった機能もありませんでしたが、ユーザーからのニーズに対応する形で自然に形作られていきました。

こうした点からホッケンベリー氏は、「そういう形で成長するサービスになることを目指して、未知の領域を開拓し、人々に力を与え、コミュニティのニーズに応えていきたいと思います。クソみたいなショーを催しているピエロの個人的な気まぐれにこだわることに意味はありません。特に、彼のサーカスが440億ドル(約5兆6000億円/マスク氏によるTwitter買収額)もするMySpaceで終わるのであればなおさらです」と締めくくりました。

このブログ投稿は、ソーシャルニュースサイト・Hacker Newsで取り上げられて、記事作成時点で250件のコメントが寄せられています。中でも、ホッケンベリー氏がTwitterに代わる新しい物として提唱する「ユニバーサルなタイムライン」を称賛するコメントが多くの支持を集めていました。

・つづき
16年間アップデートされ続けたサードパーティ製Twitterアプリ「Twitterrific」の開発終了が決定 - GIGAZINE

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in ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by log1l_ks

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