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YouTubeのチャンネル全体を一発でローカルに保存して個人的なアーカイブを作成できる「Yark」


YouTubeチャンネルのすべてのムービーとメタデータをアーカイブすることができるツールが「Yark」です。ムービーをめちゃくちゃ簡単にローカルへ保存できるほか、ウェブブラウザを使ってオフラインの閲覧ページを表示することも可能です。

GitHub - Owez/yark: YouTube archiving made simple
https://github.com/Owez/yark

Yarkをインストールするためには、Pythonのバージョン3.9以降をインストールする必要があります。Pythonのダウンロードページにアクセスして、「Download Python 3.11.1」をクリックし、EXE形式のインストーラーをダウンロードします。ファイルサイズはWindows 64bit版で約24MBです。


ダウンロードしたインストーラーを起動します。一番下の「Add python.exe to PATH」のチェックを入れてから、「Install Now」をクリック。


インストールが終わったら「Close」をクリック。


Windowsのスタートメニューを開き、「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを起動します。


まずはFFmpegをインストールするため、コマンドプロンプトで、コマンド「pip install ffmpeg」を入力します。


次に「pip install yark」と入力すれば、yarkがインストールされます。


チャンネルをローカルに保存するためには「yark new (保存フォルダ名) (YouTubeチャンネルのURL)」と入力します。今回はyarkの開発者であるOwez氏のチャンネルを「foobar」というフォルダに保存するため、「yark new foobar https://www.youtube.com/channel/UCSMdm6bUYIBN0KfS2CVuEPA」と入力。これで、「C:\Users\(ユーザー名)」のディレクトリに「foobar」フォルダが作成されます。


そして、「yark refresh (保存フォルダ名)」と入力すると、作成した保存フォルダにムービーとメタデータが保存されます。


「C:\Users\(ユーザー名)\foobar」を開いてみると、サムネイルとムービー、メタデータファイルが保存されています。


コマンドプロンプトで「yark view (保存フォルダ名)」を入力することで、保存したムービーを閲覧できます。今回は「yark view foobar」と入力してみました。


すると、Windowsでデフォルトに設定しているウェブブラウザが自動で立ち上がり、ムービーの閲覧ページが開きます。見たいムービーのサムネイルをクリック。


以下のようにブラウザ上でムービーを閲覧できます。


「Create Note」の欄で、タイトルと再生時間、メモを入力して「Add new note」をクリックすると、タイムスタンプを作成できます。


作成されたタイムスタンプはこんな感じ。何度でも見たいムービーの見どころを自分で記録することで、何度も見返すことができます。

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in レビュー,   ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by log1i_yk

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