そのまま上にスクロールすると文字の入力ボックスが現れます。デフォルトで「こんにちは。」と入力されていたので、今回はこれに続けて「今日も寒いですね。」と入力。そして、「Generate」をクリックします。
すると、ページ下部に再生ボタンが現れます。そのまま再生ボタンをクリックすると、萌え声で「こんにちは。今日も寒いですね。」としゃべる合成音声を再生できます。
ゆずソフトの恋愛アドベンチャーゲーム「サノバウィッチ」に登場する綾地寧々というキャラクターに近い声です。このほか、同ゲームに登場する因幡めぐるや、同じくゆずソフトから発売された「千恋*万花」に登場するキャラクターの声でしゃべらせることができます。
声のモデルはこのほかにも多数用意されており、例えば「ハミダシクリエイティブ」から8キャラクター
「ヨスガノソラ」から4キャラクター
「To LOVEる」から29キャラクターが採用されています。
生成前に「Advanced Options」をクリックして「Symbol input」をクリックすると、「ʃ(無声後部歯茎摩擦音)」などの発音記号や「↑」「↓」といった声調を変化させる記号を入力することができるようになります。これらを調整することにより、単に言葉を入力するよりも、より自然な発音に近いしゃべり方をさせることができます。
生成した声は下部の「Download Audio」をクリックすることでダウンロード可能。wav形式でダウンロードされます。
Moe TTSは生成した声を別の声に変換することもできます。変換するには、まずページ上部の「Voice Conversion」をクリック。
続いてMoe TTSからダウンロードしたファイルを指定位置にドラッグします。
今回は綾地寧々風の声を生成したので、「Original Speaker」は綾地寧々を選択。変換先の声である「Target Speaker」は因幡めぐるとし、「Convert」をクリックすると、音声を変換できます。
また、自分の声を録音して変換することもできます。今度はページ上部の「Soft Voice Conversion」をクリックし、「Record from microphone」をクリックします。
ページを閲覧中の端末で録音が始まるので、ほどよいところで「Stop recording」をクリック。
「Target Speaker」を選び、「Convert」をクリックすることで、録音された声がTarget Speakerの声へと変化します。
実際にMoe TTSにしゃべってもらった様子は以下のムービーでも確認できます。基本的に一発で違和感のない音声を出力できますが、イントネーションの一部に違和感を覚えることも。そういった場合、Advanced Optionsで修正すればOKです。
文字を入力するだけで「萌え声」を簡単一発生成してくれる「Moe TTS」を使ってみた - YouTube