ソフトウェア

Microsoft Storeがオープンソースソフトウェアの販売を禁止する方針を撤回


Microsoftが2022年6月に発表し、まもなく発効予定となっていた、Microsoft Storeでオープンソースソフトウェアの販売を事実上禁止するポリシーを撤回しました。このポリシーについては導入決定が発表されて以降、オープンソースソフトウェアのコミュニティから激しい反発を受けていました。

Permission to Sell FOSS in the Microsoft App Store Restored - Software Freedom Conservancy
https://sfconservancy.org/news/2022/jul/18/foss-for-sale-in-ms-app-store/


Microsoft changes its policy against the sale of open source software in the Microsoft Store
https://betanews.com/2022/07/19/microsoft-changes-its-policy-against-the-sale-of-open-source-software-in-the-microsoft-store/

Microsoft U-turns on policy that would’ve banned commercial open source apps | TechCrunch
https://techcrunch.com/2022/07/19/microsoft-u-turns-on-policy-that-wouldve-banned-commercial-open-source-apps/

問題となったのはMicrosoft Storeポリシーの「10.8.7」、開発者が行ってはならないことを定めた項目で、「一般に無料で入手できるオープンソースまたはその他のソフトウェアから利益を得ようとすること、また製品が提供する機能に比べて不合理に高い価格を設定すること」という内容です。


オープンソースソフトウェアをコピーして販売する「コピーキャット」を防ぐという点については、開発者も賛成するものですが、この内容だと、本来のプロジェクトのメンテナーやIP所有者すらもオープンソースソフトウェアを販売することはできなくなります。

このためコミュニティから激しい反発があり、Microsoftも無視できなくなって、当該部分の変更の発効を破棄。また、新たに開発者と企業が知的財産権の侵害を報告するフォームへのリンクが追加されました。

Microsoftのジョルジオ・サルド氏は「先月、誤解を招くようなポリシー変更を案内してしまいました。皆様からのフィードバックを受け、ポリシーに変更を加えました。我々の意図を明確にするため、オープンソースの価格設定に関する言及を削除しました。我々はオープンなストアを構築し、開発者の選択と柔軟な対応を可能にすることに尽力しています。Microsoft Storeには多くの素晴らしい無料および有料のオープンソースソフトウェアがあります」とツイートしています。

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in ソフトウェア, Posted by logc_nt

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