「Firefox 102」がURLのトラッキング用パラメーターを切り取ってくれる機能を搭載、有効にする方法は?

2022年6月28日に、Firefox 102の正式版がリリースされました。このFirefoxには、個人情報を追跡するためにURLにつけられた余分な文字列を自動的に切り取ってくれる機能があるとのことで、IT系ニュースサイトのBleepingComputerがその使い方を解説しています。
New Firefox privacy feature strips URLs of tracking parameters
https://www.bleepingcomputer.com/news/security/new-firefox-privacy-feature-strips-urls-of-tracking-parameters/
多くのSNSなどでは、リンクがクリックされたかどうかなどを追跡するために、URLにクエリパラメーターをつけています。例えば、Facebookの投稿や広告のURLは「https://www.example.com/?fbclid=IwAR4HesRZLT-fxhhh3nZ7WKsOpaiFzsg4nH0K4WLRHw1h467GdRjaLilWbLs」のようになることがありますが、この「fbclid」以下の文字列がクエリパラメーターにあたります。
Firefox 102では、リンクをクリックしたりアドレスバーに入力したりして開く際に、クエリパラメーターを自動的に削除してくれる新機能である「クエリパラメーター除去機能」が追加されたとのこと。
この機能の挙動をテストするためにBleepingComputerが作ったテストページが以下。まず、機能が無効な状態のFirefoxで、クエリパラメーターがくっついた「https://example.com/?fbclid=12」というテスト用のURLをクリックすると……

予想通り、クエリパラメーターがついた状態でページが開かれてしまいました。これでは、誰がどんなURLをクリックしたかが筒抜けになってしまいかねません。

そこで、「クエリパラメーター除去機能」を有効にしてみます。まずは設定画面を開きます。

あとは、「プライバシーとセキュリティ」から「厳格」を選択すればOK。

先ほどのテスト用のリンクを開いてみると、しっかりクエリパラメーターが消えていました。

プライベートモードでもこの機能を利用するためには、アドレスバーに「about:config」と入力して、「危険を承知の上で使用する」をクリックします。

続いて、「privacy.query_stripping.enabled.pbmode」と入力して右側の切り替えボタンをクリックして、パラメーターを「true」にします。これで、プライベートモードでもクエリパラメーターを除去できるとのこと。

設定画面で注意されている通り、プライバシー設定を「厳格」にしていると一部のサイトが正しく表示されなかったり、正しく動作しなかったりする場合があるので、もし問題が発生したら設定を元に戻してみると、解決する可能性があります。

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in レビュー, ソフトウェア, Posted by log1l_ks
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