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MicrosoftがWindows 11の起動を40分遅らせるバグを修正


Microsoftが2022年4月25日に現行最新ビルドの2200.652(KB5012643)を公開しました。このアップデートで特定のPOS端末に存在した「OSの起動が最大40分遅延するバグ」が修正されたことが明らかになっています。

April 25, 2022—KB5012643 (OS Build 22000.652) Preview
https://support.microsoft.com/en-us/topic/april-25-2022-kb5012643-os-build-22000-652-preview-43a75ee7-d857-4943-a2b9-f961538bd2b0

Microsoft fixes 40-minute Point of Sale bug in Windows 11 • The Register
https://www.theregister.com/2022/04/26/windows_11_patch/

ビルド2200.652のハイライトは「動画字幕が部分的に途切れる問題の解消」「動画字幕が正しく配置されない問題の解消」「タスクバーの天気アイコンの上部に温度を表示」「最大化されたアプリウィンドウで最小化、最大化、および閉じるボタンを使用できない問題の解消」の4点。これらに加え、「品質の向上」という名目で「特定のPOS端末でOSの起動が最大40分遅延するバグの解消」など、合計26項目の変更が行われました。

OSの起動遅延については、もともとWindowsの早期アクセスプログラム「Windows Insider Program」のリリースプレビューチャネルで早期にリリースされた2200.651(KB5012643)で言及されていましたが、この際は単に「OSの起動が約40分遅れる問題を修正しました」と表記されており、POS端末への言及はありませんでした。


なお、2200.652で変更されたその他の項目は以下。

・WindowsのSecure Bootコンポーネントをサービスするための機能強化
・特定のMSIXアプリをインストールした後、AppX Deployment Service(AppXSvc)が動作しなくなる問題への対処
・停止エラーの原因となる可能性があるスタートアッププロセスの早い段階で発生する競合状態への対処
・自動パイロットクライアントが、自己展開と事前プロビジョニングのシナリオをサポートする、更新されたトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)機能を処理するよう改善
・ハイブリッドAzure ADに参加したAutopilotシナリオのAzure Active Directory (Azure AD)のタイムアウトを60分から90分に変更
・毎日 24 時間使用されているWindows システムに影響するメモリリークの問題への対処
・接続固有のDNSサフィックス検索リストの使用を防止することにより、動的ホスト構成プロトコル(DHCP)オプション119(ドメイン検索オプション)に影響する問題へ対処
・Microsoft Ege IEモードのTitle属性に影響する問題への対処
・Azure AD参加サブスクリプション資格を使用してEnterpriseにアップグレードされたWindows Enterpriseエディションでモバイルデバイス管理(MDM)ポリシーが許可されなかった問題への対処
・Kerberos認証が失敗する原因となる問題への対処
・サービス更新プログラムの後にWindowsが BitLocker回復に移行する原因となる問題への対処
・TPMデバイスから保証キー(EK)証明書を取得できない問題への対処
・グループポリシーのセキュリティ部分をマシンにコピーできない可能性がある問題への対処
・Microsoft Foundation Class(MFC)ダイアログ内でMicrosoft RDPクライアントコントロールバージョン11以降のインスタンス化を妨げる問題への対処
・Netdom.exeまたはActive Directory and Trusts スナップインを使用して名前サフィックスのルーティングを一覧表示または変更するときに発生する可能性がある問題への対処
・ルートドメインのプライマリドメインコントローラー(PDC)がシステムログに警告イベントとエラーイベントを生成する原因となる問題への対処
・ネットワークドライブをSMBv1共有にマップするときに発生する問題への対処
・SMBマルチチャネル接続に影響し、13AまたはC2エラーが発生する可能性がある問題への対処
・Client-Side Caching(CSC)クリーンアップメソッドが作成されたリソースを削除できなかった場合にプールに損害を与える問題への対処
・非ページプールが増加し、すべてのメモリを使い果たすためにサーバーがロックアップする可能性がある問題への対処
・1つのファイルに多くのスレッドが競合する1秒あたりの高い入出力操作(IOPS)シナリオにおけるリソース競合のオーバーヘッドを軽減

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in ソフトウェア, Posted by log1p_kr

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