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Microsoftがファイルコピーが遅くなる不具合やDirect3D 9関連の不具合を修正した更新プログラム「KB5014019」をWindows 11向けに配信


Microsoftが、「ファイルコピーが遅くなる」「ディスプレイモード変更時に明るさが維持されない」「Windowsのサインイン・サインアウト時に黒い画面が表示されることがある」などの不具合を解決する更新プログラム「KB5014019」をWindows 11向けに配信しました。

May 24, 2022—KB5014019 (OS Build 22000.708) Preview
https://support.microsoft.com/en-us/topic/may-24-2022-kb5014019-os-build-22000-708-preview-442dbde4-ce28-4345-aecf-2d4744376418


Microsoftでは毎月第2火曜日(日本では第2水曜日)に月例のセキュリティ更新プログラムを配信していますが、セキュリティアップデートを含まない不具合修正に関しては、プレビュー版として翌月の月例配信より前に先行配信することがあります。

「KB5014019」はこのプレビュー版にあたり、Windows Updateを手動で実行することでダウンロード&インストールが可能ですが、セキュリティの修正は含まれないため、不要な人はただちに適用する必要はありません。


更新のハイライトとして取り上げられているのは以下のような内容。

Microsoftファミリーセーフティで、スクリーンタイムの追加リクエストを送信したときの子どものアカウントの認証エクスペリエンスを改善
・新たな写真が自動的にデスクトップの背景として表示されるWindowsスポットライト機能
・表示モード変更後にディスプレイの明るさが維持されない問題に対処
・IEモードのウィンドウフレームに影響を与える問題に対処
・インターネットショートカットが更新されない問題に対処
・IMEで前のテキストを変換中に文字を入力すると、文字が破棄されてしまう問題に対処
・タスクバーのウィジェットアイコンにカーソルを合わせたとき、ウィジェットが誤ったモニターに表示される問題に対処
・タスクバーを左寄せにしているとき、ウィジェットアイコンをクリックまたはタップするとウィジェットアイコンがアニメーションするように
・タスクバーを中央配置にしているとき、デフォルトのウィジェットアイコンのレンダリングに影響を与える問題に対処
・ディスプレイのdpiスケーリングが100%より大きいときに、検索結果のアプリアイコンが不鮮明になる問題に対処
・ファイルのコピーが遅くなる問題に対処
・スタートメニューを選択して文字入力を開始したとき、検索ボックスに自動的にフォーカスが移動しない問題に対処

このほか、特定のGPUにおいて、Direct3D 9を使用する一部のアプリが予期せず終了したり影響を受けたりするという既知の問題にも対処したとのことです。

なお、Windows 10向けには「KB5014022」、Windows Server 2022向けには「KB5014021」が配信されています。

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in ソフトウェア, Posted by logc_nt

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