ハードウェア

Mac Studioをバラバラに分解したところSSDは交換可能なものの容量追加は不可能なことが明らかに


20コア・CPU、最大64コアのGPU、32コア・Neural Engine、最大128GBのユニファイドメモリを持つM1 Ultraを搭載した「Mac Studio」を、スマートフォンの修理・分析で有名なiFixitがバラバラに分解しています。これにより、Mac Studioの内蔵SSDは交換可能であるものの、アップグレードは不可能であることが明らかになっています。

Mac Studio Teardown: No upgradable storage… yet - YouTube


iFixit teardown shows details of Mac Studio's internal storage - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2022/03/23/ifixit-teardown-shows-that-mac-studios-internal-storage-is-replaceable-but-not-upgradable/

2022年3月18日に発売されて以来、Mac Studioをバラバラに分解して内部構造を明らかにするYouTuberやテクノロジーメディアによる動画や記事が多数登場しています。発売当初明らかになったのは、Mac Studioの内部SSDは「ハードウェア的には交換&増設可能な設計になっている」ということでした。

「Mac Studio」のSSDは取り外し可能、ただし交換&増設はソフトウェアロックされている - GIGAZINE


iFixitがバラバラに分解してテストしたところ、Mac Studioは工場出荷時に搭載されているものとは異なるSSDの組み合わせを認識しないようになっています。Mac Studioには使われていないSSDの取り付け口がありますが、ここに追加のSSDを取り付けてもMac Studioは認識してくれません。また、購入時に挿さっている内蔵SSDを容量の異なる別のSSDに替えても、Mac Studioは認識してくれません。


ただし、内蔵SSDを同じ容量の別のSSDに交換することだけは可能であるとのこと。ただし、この場合はAppleにより開発されたiPhone構成ユーティリティに変わるアプリケーションのApple Configuratorを使用して新しく使用するSSDにmacOSをインストールし、その後、Mac Studioを分解してSSDを挿す必要があります。


交換が簡単ではないにもかかわらずAppleがMac Studioの内蔵SSDを交換可能なものにした理由は不明ですが、「おそらくAppleの新しい自己修理プログラムに関連してだろう」と9to5Macは指摘しています。

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in ハードウェア,   動画, Posted by logu_ii

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