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現代自動車と起亜自動車が50万台近くのSUVをリコール、発火の恐れで屋外に駐車するように訴え

by Michael

韓国の自動車メーカーの現代自動車(ヒュンダイ)とその傘下企業である起亜自動車が、約48万5000台のSUVについて、エンジンルーム内で火災が発生する恐れがあるとしてリコールを実施し、修理が完了するまで車を屋外に駐車するよう警告しました。

Kia and Hyundai warn 485,000 SUV owners to park outside due to fire risk | Ars Technica
https://arstechnica.com/cars/2022/02/kia-and-hyundai-warn-485000-suv-owners-to-park-outside-due-to-fire-risk/

Hyundai and Kia recall almost 485,000 vehicles due to fire risk, tell owners to park outside - CBS News
https://www.cbsnews.com/news/hyundai-kia-recall-vehicles-fire-risk/

現代自動車で問題になっているモデルは、2016年~2018年型のサンタフェ(スマート・クルーズ・コントロール非搭載)、2017年~2018年型のサンタフェ・スポーツ(スマート・クルーズ・コントロール非搭載)、2019年型のサンタフェXL(スマート・クルーズ・コントロール非搭載)、2014年~2015年型のツーソンで、37万7830台が対象となります。

起亜自動車で問題となっているモデルは、2016年~2018年型のK900セダン、2014年~2016年型のスポーテージSUVで、12万6747台が対象となります。

リコールの原因となったのはABS(アンチロック・ブレーキ・システム)のコントローラーモジュールで、過熱によりエンジンルーム内で火災が発生する可能性があると指摘されています。最初に問題が指摘されたのは2020年9月でしたが、初期調査では結論が出ておらず、2021年にアメリカ仕様のサンタフェ・スポーツで同様の問題が発生したため、さらなる調査が行われました。その結果、ABSモジュール内で異物によってショートしてしまうのが原因だと判明しました。

by Automotive Rhythms

現代自動車によれば、記事作成時点で11件の火災が報告されているとのこと。ただし、ABSモジュール由来の火災による負傷者はいないそうです。

リコール作業内容はABSモジュール内のヒューズ、あるいはABSモジュールそのものの交換になるとのこと。現代自動車と起亜自動車は、発火の危険性から、対象となった車はリコールが実施されるまで屋外に駐車するように呼びかけています。

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in 乗り物, Posted by log1i_yk

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