Amazonが初めて広告サービスの収益を公表、第4四半期は97億ドルで前年比32％増、2021年度は312億ドル

Amazonが2021年度第4四半期(10月～12月)の決算を報告しました。AWSやサブスクリプションサービスの収益が公開されたほか、これまで「その他」の項目に含まれていた広告サービスの収益が初めて公開されました。

Amazon.com Announces Fourth Quarter Results | Business Wire
https://www.businesswire.com/news/home/20220202005957/en/

Amazon (AMZN) Q4 2021 earnings
https://www.cnbc.com/2022/02/03/amazon-amzn-q4-2021-earnings.html

Amazon has a $31 billion a year advertising business
https://www.cnbc.com/2022/02/03/amazon-has-a-31-billion-a-year-advertising-business.html

Amazonの2021年度第4四半期の総売上高は、市場の予想を下回る前年同期比9.4％増の1374億ドル(約15兆8000億円)、通年の総売上高は前年比21.7％増の4698億ドル(約54兆円)でした。

また、Amazonがたびたび資金を提供していた電気自動車メーカー・RivianのIPOに伴う普通株式投資による営業外利益で、当期純利益が前年から倍増しています。

今期から初めて公開された広告サービスの純売上高は、2021年度第4四半期で前年同期比32％増の97億ドル(約1.1兆円)でした。この額はAmazon Primeなどのサブスクリプションサービスよりも大きく、同四半期の総収益の7％を占めています。

海外メディアのCNBCは、「2021年第4四半期の広告収入を612億ドル(約7兆円)と発表したGoogleと、326億ドル(約3兆7000億円)と発表したFacebookに次ぐ規模だ」と評しています。

Amazonのブライアン・オルサフスキーCFOは「私たちは広告分野の成長に非常に満足しています。優れたカスタマーエクスペリエンスを生み出すことが、企業にとってより良い成果につながります」と、広告分野の成長を視野に入れた発言をしました。