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人型家事ロボット「Neo」向けに人間の腱のように自在に動く新型ハンドの「NEO’s Hands」が登場


アメリカ・カリフォルニア州に拠点を置く1X Technologiesの家事お手伝いヒューマノイドロボット「NEO」向けに、25自由度(DOF)を備え人間の腱(けん)のように駆動する「NEO's Hands」が発表されました。NEO's Handsにより、人間とほぼ同等の器用さ、力強さ、安全性、信頼性を実現するとのことです。

NEO’s Hands | An API to the Physical World
https://www.1x.tech/discover/neos-hands


NEOは家庭環境向けのヒューマノイドロボットを開発する1X Technologiesが2025年10月に発表したAIを搭載した家事お手伝いヒューマノイドロボットで、身長5フィート6インチ(約168cm)、体重66ポンド(約30kg)のボディで、最大で154ポンド(約70kg)の物をその場で持ち上げられるほか、55ポンド(約25kg)以下の物は持ち運ぶことが可能です。また、人間のような5本の指や手のひらが存在し、家事に必要な繊細な動作が可能な点も特徴的です。

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そんなNEOの手を人間の手に匹敵、あるいは凌駕するレベルで器用に進化させる「物理世界へのAPI」を実現する新型ハンドとして2026年7月9日に発表されたのがNEO's Handsです。NEO's Handsがどれほど細かく稼働するのかは、以下のムービーを見るとよく分かります。

NEO’s Hands - YouTube


1X Technologiesによると、NEO's Handsはヒューマノイドロボットが実際にできることのハードウェア的な限界を取り除き、性能を制限する要因をデータだけにすることを目的として設計されているとのこと。AIモデルが器用さによって制限されることがなくなったことで、現実世界の環境で必要とされる精度、適応性、優しさを備え、人間が手でできるほぼすべての作業をこなせるようになったとアピールしています。


ほとんどのロボットハンドは命令を受けて動作する「書き込み専用デバイス」であり、ロボットハンドから意味のある情報がフィードバックされることはほとんどありません。その理由は伝達機構にあり、よく見られる100:1や200:1のギア比では摩擦によって接触力がモーターに伝わる前に吸収されてしまうため、ハンドは関節自体が感覚を失っている状態にあります。

一方で、NEO's Handsは約5:1~15:1の低ギア比で駆動し、指と手のひらの22自由度と手首の3自由度を合計した25自由度すべてがネイティブに力制御されることで、センサーのように「入力デバイス」として機能することもできるそうです。1X Technologiesはこれを「force transparency(力の透明性)」と呼称し、外力をそのまま検知できるとしています。


また、NEO's Handsは「固有受容感覚」を有しており、人が目を閉じていても指先を触れ合わせることができるのと同じように、手は常に自分の位置を把握しており資格に頼らず位置の認識と制御が行われます。関節は「親指が他の指と向かい合って物をつかめる対立機能を備える」など人間の手の解剖学的構造に倣って自由度が割り当てられているため、人間に近い操作能力と、製造・制御・保守のしやすさを両立する最適なバランスを目指して設計されています。それにより、LEGOブロックを組み立てたり、小さなネジやコインをつまみ上げたり、ブドウをつぶさずに房から取り分けたりといった、細かく繊細な作業も数え切れないほどこなすことができるそうです。


そのほか、細かな触覚センシング機能により、物体が滑り始めたことを検知して対応できるなど、リアルタイムの動作を可能にしています。


1X Technologiesは「あらゆるものに触れることで学習する手は、あらゆるものに触れても壊れないように設計されなければなりません」と述べており、NEO's Handsの丈夫さもアピールしています。NEO's Handsは連続動作を想定して作られており、数百万回の動作サイクル後も性能を維持します。また食品にも安全であり、IP68防水のためそのまま手を洗うことができます。

1X Technologiesは2026年内に1万個のNEO's Handsを生産する能力があるとしています。NEO's Handsは感覚器官も備えているため、活動すればするほど、世界との相互作用を通じて性能を向上させていくことが期待されています。

1X Technologiesのベルント・ボーニッチCEOは「私たちの目標は、単に見た目が素晴らしいだけのハンドを作ることではありませんでした。これらのハンドは、ヒューマノイドを真に役立つものにするために集中的に取り組んだエンジニアリングの集大成です。私たちは、あらゆる重要な側面において、人間の能力に匹敵、あるいはそれを凌駕するように設計しました。これらのハンドによって、NEOは重要な節目を迎えました。ロボットは、人間が毎日手で行うことを、今や実行できるようになったのです。これこそ、業界が待ち望んでいたものです」と語っています。

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in AI,   動画,   ハードウェア, Posted by log1e_dh

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