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セグウェイ発明者の電動義手「LUKE arm」が一般販売開始、筋肉の信号でさまざまな操作が可能に


2014年にアメリカ食品医薬品局(FDA)の認可を受けていた電動義手「LUKE arm」が、2016年後半に販売をスタートすることが発表されました。

Mobius Bionics to Bring DEKA’s LUKE Prosthetic Arm to Market | Business Wire
http://www.businesswire.com/news/home/20160708005511/en

LUKE armは肩から装着する電動義手で、筋電図などのセンサーを内蔵しており、筋肉から発せられる電気信号で直感的なコントロールを可能にします。セグウェイの発明者であるディーン・ケーメン氏による設計で、国防高等研究計画局(DARPA)の出資を受けて開発され、医療機器メーカーのMobius Bionicsから販売されます。


LUKE armは肩・肘・手首がそれぞれが独立して動作する電動部位となっており、肩を回せば頭の上や背中まで手が届きます。肘は買い物袋を床から持ち上げてテーブルの上に持ち上げるなどの動作を可能にする強度を持ち、手首はこぼすことなく水の入ったコップを頭の上や腰の位置まで動かせる精巧さを実現しているとのこと。フレキシブルな素材を使った手のひらは4つの独立したモーターを内蔵し、電話や卵から1ガロン(約3.78リットル)の牛乳ボトルまで、滑らせたり壊したりせずにつかめるようになっています。どれくらいの力で物を握っているかを振動で知らせるセンサーも内蔵しています。


従来の電動義手はスイッチなどによる操作が一般的ですが、LUKE armは筋肉から発せられる電気信号だけでなく、足に取り付ける慣性測定センサーでもコントロールできるとのこと。水やホコリから機器を保護する処理もなされており、生活の中で安心して使えるよう設計されています。


Mobius BionicsはLUKE armの発売時期を2016年後半と発表していますが、価格は明らかにされていません。電動義手などの業界に詳しい専門家は、LUKE armの価格を10万ドル(約1000万円)になると予想しています。なお、「LUKE arm」という名称は、映画「スター・ウォーズ」のルーク・スカイウォーカーの義手からとっているとのことです。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log