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リリース前の「Call of Duty:Vanguard」で早速チーターが暗躍、開発元はアンチチートシステムを開発中


2021年11月5日にリリースが予定されており、9月21日までベータテストが行われているFPSゲーム「Call of Duty:Vanguard」に早速チーターが登場し、ウォールハックやゲームの強制終了などのハッキング行為を仕掛けていると報じられています。

Hackers Are Already Invading Call Of Duty:Vanguard - GameSpot
https://www.gamespot.com/articles/hackers-are-already-invading-call-of-duty-vanguard/1100-6496356/

Call of Duty:Vanguardは11月のリリースに先立ち、9月19日~21日にかけて3度目となるベータテスト「全プラットフォームオープンベータ」を実施中です。このベータテストでPC版やXbox版、PlayStation版のプレイヤーが同じゲームに参加する「クロスプレイ」のテストが行われているのですが、ベータテストに参加したユーザーから「既にチーターが存在する」との報告が相次いでいます。

ベータテストに参加したユーザーの1人がTwitterに投稿した動画が以下。自身が倒される直前の対戦相手の行動を確認できる「KILLCAM」の画面で、対戦相手がチート行為を行っているであろう場面が確認できます。

Hackers in the beta already #CallofDutyVanguardPublicBeta pic.twitter.com/DEBgvmqWfT

— Miguel Santos ????❤️ (@xMiguelSantos96)


人気ストリーマーであるxQc氏の動画で確認できるのは、ゲームが開始後数秒で突然終了してしまう様子。このように、ゲームに参加している他のプレイヤーに悪影響を与えるような迷惑行為が多数報告されています。

Cheaters in the #Vanguard Multiplayer Beta are now able to forcefully end public matches at any time. pic.twitter.com/79R7LgptSG

— Call of Duty Tracker (@CODTracker)


チート行為は当然ながら普通にゲームをプレイしているユーザーにとって悪影響となるものであり、良好なゲーム体験を阻害するものとしてユーザーから非難の対象となっているのはもちろん、ゲームの開発側もチート行為は売上に影響を与えかねないとして厳しく取り締まる姿勢を見せています。このようなチート行為は一般的に何らかのツールを使用して行われますが、開発側はチート行為を検出・アクセスを阻止するツールを開発して対抗しています。

人気FPS「Destiny 2」にアンチチートツールが追加、チート対策が健全なプレイヤーへのアピールポイントになる可能性 - GIGAZINE


Call of Duty:Vanguardを開発するActivisionも例外ではなく、2020年8月にはチートツールを販売するメーカーに対し法的措置をとり、チートツールの販売とサポートを停止させたほか、2021年8月24日にはCall of Dutyシリーズのバトルロイヤルゲーム「Call of Duty:Warzone」で10万件を超えるアカウントを一斉BAN。プレイヤー数が1億人を超えたともいわれる同作で、合計60万件ものアカウントをBANしたとされています。

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さらにActivisionはCall of Duty:Warzoneにおいて、新しいアンチチートシステムを備えたゲーム用の新マップ「Pacific」を開発しており、2021年後半にリリースすると発表しています。ゲームメディアのGameSpotは「Call of Duty:Vanguardにおける早速のチート行為は懸念されますが、Call of Duty:Warzoneの新しいアンチチートシステムがうまく機能すれば、最新作にも効果をもたらすでしょう」と期待を寄せています。

????We are going to THE PACIFIC????

A new #Warzone map will launch later this year!

More to come soon...pack sunscreen. pic.twitter.com/BWE6Ik7KHA

— Call of Duty (@CallofDuty)

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in ゲーム, Posted by log1p_kr

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