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Cloudflareがイタリア規制当局による26億円相当の罰金に直面、パブリックDNSリゾルバー「1.1.1.1」で海賊版サイトのブロックを拒否したため


CloudflareがパブリックDNSリゾルバーの「1.1.1.1」から海賊版サービスへのアクセスをブロックする命令に従わなかったとして、イタリアの規制当局・AGCOMから1420万ユーロ(約26億円)の罰金を課されました。

Sanzione di oltre 14 milioni di euro a Cloudflare per violazione delle norme antipirateria | Agcom
https://www.agcom.it/comunicazione/comunicati-stampa/comunicato-stampa-71


Cloudflare defies Italy’s Piracy Shield, won’t block websites on 1.1.1.1 DNS - Ars Technica
https://arstechnica.com/tech-policy/2026/01/cloudflare-may-pull-servers-out-of-italy-over-order-that-it-block-pirate-sites/

Italy Fines Cloudflare €14 Million for Refusing to Filter Pirate Sites on Public 1.1.1.1 DNS * TorrentFreak
https://torrentfreak.com/italy-fines-cloudflare-e14-million-for-refusing-to-filter-pirate-sites-on-public-1-1-1-1-dns/

Cloudflareは「中立的なサードパーティーサービス提供者」として、一般企業だけでなく海賊版サイトに対してもサービスを提供していますが、著作権者がその立場を支持しているとは限らず裁判を起こされる事例があります。


イタリアで起きた裁判では、Cloudflareは海賊版ウェブサイトへのアクセスブロックは受け入れたものの、「1.1.1.1」に対する干渉には反発て上訴しましたが却下されていました。

海賊版サイトにパブリックDNSリゾルバ「1.1.1.1」から接続できなくするよう裁判所がCloudflareに命令 - GIGAZINE


その後、イタリアでは2024年にスポーツ中継の海賊版対策などのため、「海賊版シールド」によって海賊版に関連するドメインやIPアドレスを30分以内にブロックすることを目指すブロッキング制度が制定されました。2024年2月から稼働を開始した「海賊版シールド」でブロックされたドメイン数は6万5000、IPアドレスは1万4000に上ります。

イタリアで通信・放送分野の規制を司る独立機関・AGCOMは、Cloudflareが「『1.1.1.1』で海賊版のフィルタリングを行うことは不可能」とイタリアのブロッキング制度を拒否する姿勢を見せたことから調査を実施しました。

Cloudflareは「フィルタリングを行うことは、1日に数十億件はある問い合わせに影響を与えるもので、ネットワークの遅延によって世界中の正規ユーザーのサービス速度も低下させてしまう」と反論しましたが、AGCOMは「Cloudflareはブロッキングを行うための技術的専門知識とリソースは持っているはず」と主張。Cloudflareが必要な海賊版対策措置を順守していないとして、1424万7698ユーロの罰金を科すことを決定しました。

なお、海賊版のニュースに詳しいTorrentFreakは、Cloudflareが確実に控訴すると予想しています。

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in ネットサービス, Posted by logc_nt

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