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Appleが確度の高いリーク情報を取り扱うリーカーに警告書を送付


AppleはiPhoneやMacの部品を供給するサプライヤーと厳しい秘密保持契約を結んでおり、新製品に関する情報流出には高額の罰金が課せられていることが知られています。それでも新型iPhoneや新型Macに関するリーク情報は後を絶たないわけですが、新たにAppleが著名なリーカーに対して警告書を送付し、法的措置を取る意向を示していることが明らかになりました。

Apple reportedly sends warning letter to Chinese leaker - The Verge
https://www.theverge.com/2021/6/25/22551182/kang-letter-apple-leak-warning-iphone-12

Apple関連のリーク情報の「正確性」を評価するAppleTrackというサイト上で、トップの評価を得ているリーカーが「Kang」氏です。同氏は2020年に発売されたiPhone 12シリーズが発表される前に、4つのモデルとその価格・カラーリング・発売日のすべてを正確にリークしたことで知られています。

そんなKang氏が、中国で人気のSNSであるWeibo上で、Appleから「法的措置を取る」という旨の警告書を受け取ったことを明かしています。Kang氏によると、警告書はAppleの関連法律事務所から送られてきたもので、Kang氏のリーク情報がAppleにとっての競合他社に情報を共有することになったり、将来登場する端末に関する誤った情報を顧客に提供してしまったりする可能性があると記されていたそうです。

今日新成就 最近苹果委托律所,群发了一... 来自Kang - 微博
https://weibo.com/1694917363/KlE4Ozlsd


なお、Kang氏はAppleとの間で秘密保持契約を結んだことはなく、これまでに非公開の写真を公開したり、リーク情報から利益を得たりしたことは一度もないと主張しています。

Appleから同様の警告書を送付されているのはKang氏だけではありません。スマートフォン関連のリーク情報やイメージCGを取り扱っているBen Geskin氏は、「去年同じ警告書をもらった」とツイートしています。

Same happened to me last year…

— Ben Geskin (@BenGeskin)


ただし、同じくApple関連のリーク情報を取り扱うことで有名なTwitterアカウントの@L0vetodreamは、「私は受け取ったことがない」とツイートしているため、すべてのリーカーが同じように警告書を受け取っているわけではないようです。

not me

— 有没有搞措 (@L0vetodream)

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in モバイル, Posted by logu_ii

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