Appleが「探す」機能にサードパーティ製品を対応させるためのアプリ「Find My Certification Asst.」を公開
Appleは開発者向け会議「WWDC 2020」の中で、ユーザーが所有するApple製品の位置や、友達の位置情報を検索できる機能「探す」をサードパーティー製品にも開放すると予告していました。そしてこの予告通りに、サードパーティー向けの「探す」の機能テストアプリ「Find My Certification Asst.」がApp Storeに登場しました。
Find My Certification Asst.
https://apps.apple.com/jp/app/find-my-certification-asst/id1532296125
Apple launches an app for testing devices that work with ‘Find My’ | TechCrunch
https://techcrunch.com/2021/04/06/apple-launches-an-app-for-testing-devices-that-work-with-find-my-signaling-third-party-device-program-will-soon-go-live/
Appleは、ユーザーが所持するApple製品の位置を検索する「iPhoneを探す」と友達の位置情報を検索する「友達を探す」を統合した「探す(Find My)」を2019年から提供しています。さらに、2020年に開催されたWWDC 2020では「探す」をサードパーティー向けにも開放することが発表されていました。
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そして2021年4月には、サードパーティー開発者向けの「探す」の機能テストアプリ「Find My Certification Asst.」がApp Storeで公開されました。
App Storeに記載されたアプリの説明によると、「Find My Certification Asst.」はAppleのアクセサリー認証プログラム「MFi」に参加している開発者向けのアプリで、「探す」における「探索、接続、その他の重要な要件」に関するテストを行うことができるとのこと。
また、App Storeに掲載されたスクリーンショットからは、サードパーティーの開発者が「Find My Certification Asst.」を用いて接続性・サウンド・電源・NFCといった多様な機能に関するテストを実行できることが読み取れます。
なお、テクノロジー系メディアのTechCrunchは、「Appleはベータ版のiOS14.5で、『探す』に『Items』という項目を追加しました」と述べ、サードパーティ製デバイスや、Appleが開発していることが報じられている忘れ物防止タグ「AirTags」を「探す」に対応させる準備が行われていると指摘しています。
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