レビュー

映像クリエイター向けスマホだという「Xperia PRO」をほぼ同スペックの「Xperia 1 II」などと比較してみた


Androidスマートフォン「Xperia」シリーズに、プロ向けモデル「Xperia PRO」が加わりました。5Gのミリ波帯や、スマートフォンとしては初だというHDMI入力にまで対応したことで、映像を生み出すクリエイター向けのモデルとなっているとのこと。実際に、基本的なスペックがXperia PROに近い「Xperia 1 II」とベンチマーク比較などを行ってみました。

Xperia PRO(エクスペリア プロ)| Xperia(エクスペリア)公式サイト
https://www.sonymobile.co.jp/xperia/xperiapro/


「Xperia PRO」の端末外観はこんな感じ。色は「ブラック」のみ。


天面にはイヤホンジャックがあります。


画面に向かって左側面上方にあるのがSIMカードスロット。


トレイはデュアルSIM対応で、2枚目のSIMカードはmicroSDカードの下に挿入します。


底面にはUSB Type-CポートとHDMI Microの端子(Type D)。HDMI端子はカバーに覆われています。


画面向かって右側面には撮影時に使うカメラキー、ショートカットキー、電源キー、音量・ズームキーが配置されています。カメラキーと音量・ズームキーは押しやすいようにわずかに出っ張っていますが、ショートカットキーと電源キーはフラットになっています。電源キーはちょうど側面の中央にあるので、「Xperia PROをホルダーに固定する際に電源キーが引っかかってしまう」という事態にならないようになっています。


ショートカットキーに好みのアプリを登録しておくとワンタッチで起動可能。使わない場合は機能をオフにしておくこともできます。


背面はこんな感じ。全体的に、同等スペック端末であるXperia 1 IIを専用ハードケースで包み込んだような印象。


リアカメラは焦点距離16mm・F値2.2の超広角レンズ、焦点距離24mm・F値2.4の標準レンズ、焦点距離70mm・F値2.4の望遠レンズのトリプルレンズ構成。いずれも有効画素数は約1220万画素。


Xperia PROをXperia 1 II、およびライバルにあたるiPhone 12 Pro Maxと並べてみました。


Xperia PROの寸法は約75mm×171mm×10.4mm、Xperia 1 IIの寸法は約72mm×166mm×7.9mmなので、Xperia PROがごくわずかに大きめ。以下の画像は上側にXperia PRO、下側にXperia 1 IIと重ねていますが、カラーの違いもあって大きさの差はほぼわかりません。


イヤホンジャックの位置など、外観もかなり似ています。


大きく異なるポイントの1つは底面。Xperia 1 IIにはHDMI端子がなく、中央にUSB Type-Cポートがあります。


右側面のショートカットキーの有無、および各キーのデザインも異なります。


背面側はこんな感じ。カメラ性能も同一です。


ただし、Xperia 1 IIのレンズは微妙に出っ張っていましたが、Xperia PROではレンズ面に合わせたやや厚めのデザインとなっています。


ディスプレイについては、左のXperia PROは「約6.5インチ」、右のiPhone 12 Pro Maxは「6.7インチ」。iPhone 12 Pro Maxの寸法は78.1mm×160.8mm×7.4mmなので、Xperia PROの方が「細長く分厚い」ということになります。


並べて厚みを比較してみました。横幅があるためiPhone 12 Pro Maxのほうが一瞬ごつい印象を受けますが、Xperia PROの方がかなり分厚いといった感じ。


スペック上はかなり似ているといえるXperia PROとXperia 1 IIでどれぐらい差があるものなのか、ベンチマークアプリ「Geekbench 5」でCPUベンチマークを行ってみました。左がXperia PRO(XQ-AQ52)、右がXperia 1 II(auモデル・SOG01)。搭載しているCPUはQualcomm Snapdragon 865 5G Mobile Platformなので同じですが、内蔵RAMはXperia PROが12GBなのに対してXperia 1 II(auモデル)は8GBという差があり、また、Xperia 1 IIはAndroid 11へのアップデートを行っているためOSのバージョンが異なります。


Xperia PROはシングルコアが900点、マルチコアが3384点。一方、Xperia 1 IIはシングルコアが738点、マルチコアが1912点で、かなりの差が出ることに。


詳細なスコアはこんな感じ。


デバイス全体のベンチマークも行ってみました。すると、APIがOpenCLのときは3181と3127で、わずかにXperia PROが上回ったのですが、APIがVulkanだと2958と3133でXperia 1 IIが上回る結果になりました。


Xperia PROは「Xperia 1 IIとそっくりな端末」といっても間違いではありませんが、HDMI入力が可能という、その他のスマートフォンにない特徴を持っています。


どんな感じで出力されるのか、PCに接続してみるとこんな感じ。


サクサクと応答してくれます。

「Xperia PRO」のHDMI入力でPC画面表示をミラーリング - YouTube


動画再生ももちろん問題なくミラーリングできますが、以下の動画のようにYouTubeを再生するのであれば、そもそもそれ自体で通信可能なXperia PROで再生した方がカンタンです。

「Xperia PRO」のHDMI入力でYouTube動画再生をミラーリング - YouTube


しかし、カメラの外部モニターとして使ったり、通信機能のないカメラと接続して撮影した映像をXperia PRO経由で転送可能というところは確かに特徴的といえます。


実際にカメラと接続して外部モニターとして使うイメージはこんな感じ。画面をタップすると表示を拡大可能なので、撮影時の大きな助けとなります。拡大倍率は初期設定が2倍、最大で4倍。以下の動画中で行っている拡大は2倍です。

「Xperia PRO」をHDMI入力使用でカメラの外部モニター化 - YouTube


なお、手元の環境でいろいろ接続してみたところ、一部のPCではうまく外部出力ができませんでした。その場合、出力解像度をフルHD以下に落としたり、接続に使用するケーブルを高品質なもの・短いものにすることで改善する可能性があります。


Xperia PROの販売価格はソニーオンラインストアで税別22万7901円。比較に使用したXperia 1 IIのSIMフリーモデルが税別12万400円、iPhone 12 Pro Max(ストレージ512GB)が税別15万800円なので、お遊びではちょっと手を出しづらい価格ですが、必要とする人にとってはそれだけの価値がある品のはずです。

Xperia PRO(XQ-AQ52) 購入 | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー
https://pur.store.sony.jp/xperia-sp/products/XQ-AQ52/XQ-AQ52_purchase/

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Google製スマートフォン最新モデル「Pixel 5」開封&外観レビュー - GIGAZINE

小さくてパワフルなiPhoneを実現した「iPhone 12 mini」開封&フォトレビュー - GIGAZINE

Samsungが最新フラグシップスマートフォン「Galaxy S21」シリーズを発表 - GIGAZINE

LGがスマートフォン市場からの撤退を検討 - GIGAZINE

GoogleがAndroidスマホのカメラで心拍数と呼吸数を測定する機能をリリースすると発表 - GIGAZINE

・関連コンテンツ

in レビュー,   モバイル,   ハードウェア,   動画, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.