Microsoft・Amazon・Googleが中国製高性能モデル「Kimi K3」を自社でサービス展開するべく協議中との報道、開発元のMoonshot AIは30%の収益分配を打診

中国企業のMoonshot AIは高性能AIモデル「Kimi K3」を2026年7月にリリースしました。このKimi K3のホスティングを巡ってMoonshot AIがMicrosoft・Amazon・Googleと協議していることがロイターによって報じられています。
EXCLUSIVE: China's Moonshot in talks with Microsoft, Amazon, Google over K3 revenue sharing, sources say | Reuters
https://www.reuters.com/business/retail-consumer/chinas-moonshot-talks-with-microsoft-amazon-google-over-k3-revenue-sharing-2026-08-26/
Kimi K3は日本時間の2026年7月17日に発表されたモデルで、一部のテストでOpenAIのGPT-5.6 SolやAnthropicのClaude Fable 5を上回るスコアを記録しています。2026年7月27日にはオープンモデルとして公開され、記事作成時点では複数の事業者によってAPIサービスが展開されています。
中国製高性能AI「Kimi K3」が予定通りオープンモデル化される、2.8兆パラメーターでClaude Fable 5やGPT-5.6 Solに迫る性能 - GIGAZINE

Kimi K3は「Kimi K3 License」という独自ライセンスを採用しています。小規模な企業ならKimi K3を自社サーバーでホストしてAPIサービスを展開できますが、年間収益が2000万ドル(約32億円)を超える企業はMoonshot AIと契約を結ぶ必要があります。Kimi K3 Licenseの収益制限に関する条文は以下の通り。
If the Licensee or any of its affiliates operates a Model as a Service business,
and the aggregate revenue of the Licensee and its affiliates exceeds 20 million
US dollars (or the equivalent in other currencies) in total over any consecutive
12 months, the Licensee must enter into a separate agreement with Moonshot AI
before using the Software or its derivative works for any commercial purpose.
ロイターが情報筋から得た情報によると、Moonshot AIは「MicrosoftのAzure」「AmazonのAWS」「GoogleのGoogle Cloud」でのKimi K3のホスティングに関する交渉を進めているとのこと。Moonshot AIはホスティングの条件として収益の最大30%を支払うように求めているそうです。
また、情報筋の1人は「Moonshot AIとアメリカ企業の交渉には『収益の分配方法』『データへのアクセス』『トークン利用状況の監査』といった未解決の問題が残っている」と証言しています。
なお、Moonshot AIはコンピューティング能力の不足に苦しんでおり、Kimi K3のリリースで増加した需要に対応しきれずサブスクリプションサービスの新規契約を停止しています。Microsoft・Amazon・Googleとの契約が成立すれば、ユーザーにとってもKimi K3の利用方法の選択肢が広がることとなります。
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