AI

Claude Fable 5に匹敵する性能の中華AI「Kimi K3」が人気すぎてGPUが足りなくなり新規サブスク加入を一時停止する事態に、「Anthropicよりマシな対応」という声も


中国企業のMoonshot AIは日本時間の2026年7月17日に自社製AIモデル「Kimi K3」をリリースしました。Kimi K3は一部のベンチマークテストでClaude Fable 5を超えており、大きな注目を集めたのですが、需要が大きすぎることからサービス展開が困難となり、サブスクリプションサービスの新規加入が一時停止される事態となっています。


Kimi K3はパラメーター数2.8兆、コンテキストウィンドウ100万トークンの大型モデルで、複数のテストで最先端クローズドモデルのClaude Fable 5やGPT-5.6 Solを上回るスコアを記録しています。Kimi K3はオープンモデルとして公開されているほか、サブスクリプションサービスやAPI経由での製品展開も行われています。

GPT-5.6 Solに匹敵する中国製AIモデル「Kimi K3」が登場、2.8兆パラメーターの超大型オープンモデル - GIGAZINE


公式Xアカウントによると、Kimi K3の需要は予想を上回っており、発表から48時間でMoonshot AIのGPU容量では対応しきれなくなったとのこと。Moonshot AIは既存のサブスクリプションサービス加入者の体験を重視するために新規サブスクリプション契約を一時停止しました。Moonshot AIの料金ページを確認すると、すべてのプランが「Sold out(売り切れ)」となっています。


中国ではNVIDIAの高性能AIチップの輸入が禁止されており、DeepSeekなどの中国企業のAIサービスについても「リリース直後に接続が不安定になる」という問題が指摘されてきました。インターネット上には「AlibabaがMoonshot AIの主要な投資家であり、KimiシリーズはAlibaba CloudのGPU容量をQwenシリーズと奪い合う関係にある」という指摘が投稿されています。


また、Microsoftに所属するAI研究者のNicolas Bustamante氏はGPU不足が中国だけでなく世界規模の問題になっていると指摘しており、GPUだけでなくAIデータセンターの「土地」「許可」「電力」「チップ」「建設」「冷却」といったあらゆる部分に不足が生じていると述べています。


Moonshot AIの「新規加入を停止する」という対応について、「Anthropicの『新規ユーザーを増やすために既存ユーザーの使用量を削減する』という対応より優れている」という声もあります。


なお、海外メディアのThe Informationは関係筋からの情報として「Moonshot AIが香港市場へのIPOに向けて投資家からの承認を求める手続きを開始した」と報じています。

・関連記事
GPT-5.6 Solに匹敵する中国製AIモデル「Kimi K3」が登場、2.8兆パラメーターの超大型オープンモデル - GIGAZINE

Claude Fable 5が一部のサブスクプランで使用可能に - GIGAZINE

アリババが「Qwen3.8」のオープンモデル化を予告、「Claude Fable 5に次ぐ性能」で2.4兆パラメーターの大型モデル - GIGAZINE

OpenAIが「GPT-5.6」を正式リリース、第三者テストでClaude Fableを超えるコーディング性能を示す - GIGAZINE

Claude Opus 4.7超えの中華モデル「GLM-5.2」が正式発表される、一部テストではClaude Fable 5を上回りオープンモデルとして誰でもダウンロード可能に - GIGAZINE

Anthropicが「中国AI企業のDeepSeek・Moonshot・MiniMaxは不正にClaudeの能力を抽出している」と非難 - GIGAZINE

in AI, Posted by log1o_hf

You can read the machine translated English article Kimi K3, a Chinese AI with performance c….