メモ

60万円の広告費から2000万円の効果を生み出したマーケティング報告


商品やサービスを売り上げるにはまずその商品や会社を知ってもらうことが大切です。インターネット上の広告では、ネットユーザーを直接ウェブサイトに誘導して商品の購入やサービスの申し込みなどを促せる一方で、高い費用対効果を生むには広告を出す先の検討や掲載の仕方を工夫する必要があります。インターネットプロバイダーを営むWifi Dabbaは自身のサービスを広めるために、6000ドル(約63万円)の広告費をインターネットブログの広告に支払い、そこから20万ドル(約2100万円)の売り上げを獲得したと報告しています。

Wifi Dabba
https://www.wifidabba.com/blog/200000-dollars-in-sales-from-one-daringfireball-ad

Wifi Dabbaはインドで低コストのブロードバンドネットワークを展開している若い会社で、インターネットを分散所有することを信条としています。これは、インドのバンガロール市を100の地域に分け、誰でもいずれかの地域を購入してネットワークのコストを支払うことで、見返りに収入を得ることができるというプロジェクトです。


2017年に設立したWifi Dabbaは3年かけてネットワークの構築とテストを進めてきた一方で、宣伝などはあまり行っていませんでした。しかし、プロジェクトの本格的な促進のためにソーシャルメディアへの取り組みを強化するとともに、Daring Fireballというブログに広告を出稿したとのこと。

Daring Fireballを選んだ理由として、Wifi Dabbaのスタッフが長い間ブログを読んでおり、内容の質の高さとIT業界への洞察力から、ブログ読者はWifi Dabbaのサービスにも興味を持つ層が多いと確信していたからと、レポートでは述べられています。広告は2020年8月17日から1週間行われ、ブログのページのサイドバーに表示される広告と、RSSフィードによって直接読者へリーチする方法が採られました。


広告メッセージは、暗い色調のブログで際立つように大胆な色でデザインされました。ブログの読者の性質を考えて、テクノロジーに焦点を当てて説明文が添えられています。


また、「ブログの広告を見てサイトにリンクし、そこから購入や問い合わせに移動する」という流れを想定し、読者の行動を促すフレーズや連絡プロセスを追加したとのこと。Wifi Dabbaは大きくないチームのため、1日に数百人の訪問者があることを想定し、問い合わせページは電話連絡のスケジューリングを行うカレンダーに誘導できるように準備されました。

6000ドルの広告費で1週間行った結果、Wifi Dabbaのサイトには7200回のアクセスがあり、そのうち75人からメールまたは通話で問い合わせが行われ、最終的に10件を売上げたそうです。サービスの単価は2万ドル(約210万円)のため、総収入は20万ドル(約2100万円)になったとWifi Dabbaは報告しています。

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in メモ, Posted by log1e_dh

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