Googleが手軽にオンラインイベントをブラウザから開催できるクリエイター向けプラットフォーム「Fundo」を発表
Googleの社内スタートアップ部門であるArea 120が、クリエイターが手軽にオンラインイベントを開催できるプラットフォーム「Fundo」を発表しました。
Fundo: a virtual experiences platform for creators
https://blog.google/technology/area-120/fundo/
Google Area 120 announces Fundo for hosting virtual events - 9to5Google
https://9to5google.com/2020/09/09/google-area-120-fundo/
Google's Area 120 Launches Fundo for Creator Paid Virtual Events - Variety
https://variety.com/2020/digital/news/fundo-google-area-120-paid-events-1234763389/
Fundoは1対1のチャットやグループ交流会、ワークショップを開催するためのエンドツーエンドのプラットフォーム。Fundo上でクリエイターが開催したオンラインイベントに、ユーザーはダイレクトに参加することができます。
Fundoの公式ページは以下からアクセスできます。
Fundo
https://fundo.town/
トップページの下部には開催が予定されているイベントがそれぞれズラッと並んでいます。
それぞれのイベントには、グループ交流会やワークショップなどのジャンルや、イベントタイトル、開催日時などが表記されています。
Googleアカウントでログインして個別ページを見るとこんな感じ。あらかじめ用意されているチケットを購入するフォームを通じて、Fundo上で開催されるイベントに参加できるという仕組みです。
無料プランが用意されたイベントもあります。YouTubeとの連携も可能とのことで、YouTubeのチャンネル メンバーシップ登録者だけが参加できる交流会を開くこともできるそうです。
交流会の様子はこんな感じ。Fundoは比較的小規模なイベント向けに設計されており、インタラクティブなセッションで同時にカメラを使用できる人数は30人まで。主要なユースケースとしては、交流会や小規模のワークショップ、中規模のグループ体験などが想定されています。
ワークショップでは参加者がズラッと横並びに表示されます。
1対1のチャットでは主催者と一緒に写真撮影が可能。
Fundoはスケジューリングやサインアップ、支払い処理、コミュニケーション、ライブストリーミング、ゲスト管理などをウェブベースで行えるプラットフォームで、イベントを主催するのにアプリやソフトウェアを用意する必要はありません。GoogleはFundoを通して発生した収益の20%を利用料として受け取ります。
Googleによると、FundoはもともとYouTuberがオンライン交流会を企画するためのツールだったとのこと。しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を受け、オンラインのフィットネスコースや料理教室、ワークショップの需要が拡大したため、YouTubeクリエイターだけでなく、あらゆる種類のクリエイター向けとして設計され直しました。
Fundoは、以下のURLからクリエイターの登録が可能です。
Fundo
https://fundo.town/creators
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