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Zoomが新しい仮想イベントプラットフォーム「Zoom Events」を発表


Zoomが2021年5月19日に、ライブイベント開催用の有料サービス「OnZoom」を拡張し、複数日にわたる大規模イベントなどがより簡単に行えるようにした新しいサービス「Zoom Events」を発表しました。中小企業から大企業まで幅広いニーズを視野に入れたこのサービスは、2021年夏にローンチする予定とされています。

Zoom Events - Coming Soon | Zoom
https://zoom.us/docs/en-us/zoom-events.html

Coming Soon: The Zoom Events Platform for Virtual Experiences - Zoom Blog
https://blog.zoom.us/coming-soon-zoom-events-virtual-experiences/

Zoom Events will try to re-create the in-person conference experience - The Verge
https://www.theverge.com/2021/5/19/22442919/zoom-live-events-paid-tickets-conferences-chat

Zoomが2020年10月にベータ版を開始したOnZoomは、イベントのセッティングやチケットの販売などをサポートし、ライブイベントのネット配信やオンライン講座などを手軽に開催できるようにする有料サービスです。今回Zoomが発表したZoom Eventsは、OnZoomの機能を継承しており、チケットを販売したりチケットの売上げや出席率などの統計情報をまとめたりする機能を備えているとのこと。


Zoom Eventsは、OnZoomの基本的な機能に加えて、数日間連続で開催するオンラインカンファレンスや複数回のセッションに分かれた大規模なグループミーティングに対応した新機能を備えたものになります。具体的には、イベント全体を案内するメインイベントページの作成や、特定の日や週に開催される個別セッションのスケジューリングができるとのこと。また、各ページにはイベントの内容をプレビューできる映像を掲載することも可能です。

Zoom Eventsの機能の具体例や仕様は以下の通り。
・関連するイベント情報をまとめて掲載できる「ハブ」の作成
・参加者同士が交流できる仮想ロビーの設置
・参加者の登録状況やチケットの発行情報などの追跡
・社員総会や営業会議といった社内イベントや、ユーザーカンファレンスなどの社外イベントをシームレスに開催・管理可能な大企業向け機能
・社内イベントをグループ化して、社員がイベントを簡単に見つけられるようにすること


IT系ニュースサイトのThe Vergeは、Zoom Eventsの料金体系について「有料イベントの手数料が取られるかどうかや、チケット料金の支払い方法といった詳細は明らかになっていませんが、OnZoomではPayPalやクレジットカードでチケットが購入できたので、Zoom Eventsも同様になる可能性があると考えられます」とコメントしました。

OnZoomを利用中のユーザーは、今夏にZoom Eventsがスタートするのと同時に、OnZoomに代わってZoom Eventsを利用することができます。また、Zoom Eventsの公式サイトには、Zoom Eventsの最新情報や開始時期決定の通知を受け取ることができる登録フォームが用意されています。

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in ネットサービス, Posted by log1l_ks

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