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新型コロナウイルスは無症状の人から感染することは「ほとんどない」とWHOの責任者が説明


世界保健機関(WHO)が開催した記者会見の中で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)問題の技術リーダーであるマリア・ヴァン・ケルクホーヴ博士が記者からの質問に応じ、WHOに集まったデータをもとに考えると、無症状の患者から感染することは「ほとんどない」ことを明らかにしました。

Media briefing on COVID-19 - YouTube


WHO official: Asymptomatic spread of coronavirus 'very rare' | TheHill
https://thehill.com/homenews/coronavirus-report/501696-who-official-asymptomatic-spread-of-coronavirus-very-rare

ケルクホーヴ博士によると、WHOには研究結果が出ていないような国からの情報も集まっており、詳細な追跡調査の結果から、COVID-19の感染者で無症状の人から二次感染したケースは見つかっておらず、無症状者からの有意な感染拡大は認められないとのこと。

しかし、この発表を受けて、ハーバード大学公衆衛生大学院のアシシュ・ジャー教授は、「無症状者は感染拡大の原因になるのか? おそらくイエスです」とツイート。


ジャー教授によると、COVID-19感染者のうち、何らかの症状が出るのは約80%の人で、残りの約20%が無症状だとのこと。ただ、症状が出ている人がウイルスを排出するのは具体的な症状が出る前なので、「無症状の状態でウイルスを排出している」といえます。すでに、いくつかの研究により、感染拡大のうち40%から60%は、「無症状」の人からの感染であることが示唆されています。

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専門的にいえば症状が出る前は「無症状」ではなく「前症状」にあたるということで、ジャー教授は、WHOが2つを分けていて、その上で「無症状からの感染」は少なく、「前症状からの感染」が多いのかもしれないと推測しました。

ただ、本当に「無症状からの感染」がほとんど起きないのであれば「ゲームチェンジャー」となり得るものの、WHOの参照した元データを見ないことにはなんともいえないと、ジャー教授は慎重な姿勢を見せています。

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in メモ,   動画, Posted by logc_nt

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