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任天堂が「Nintendo Switchはライフサイクルの中盤にある」と発言

by Matteo Grobberio

任天堂は2020年3月期第3四半期(2019年4~12月)の業績報告を2020年1月31日に行いました。業績報告に合わせて行われた経営方針説明会の中で、任天堂の古川俊太郎代表取締役社長が「Nintendo Switchはライフサイクルの中盤に入った」と発言したことが、複数の海外ゲームメディアに取り上げられています。

Nintendo says it isn’t concerned about PS5 and Xbox Series X launches | VGC
https://www.videogameschronicle.com/news/nintendo-says-it-isnt-concerned-about-ps5-and-xbox-series-x-launches/

Nintendo Says Switch Is In The Middle Of Its Lifespan - Game Informer
https://www.gameinformer.com/2020/02/04/nintendo-says-switch-is-in-the-middle-of-its-lifespan

任天堂は経営方針説明会の中で行われた(PDF)質疑応答の要旨を公開しています。この質疑応答の内容によると、Nintendo Switch Liteを2台目として購入したユーザーの割合は、第2四半期の時点では43%であったのに対して、第3四半期の時点では約3割まで減少しているそうです。任天堂の古川社長によると、発売当初は2台目需要として売れていたNintendo Switch Liteですが、ポケットモンスター ソード・シールドの発売と共に「まだNintendo Switchを持っていなかったユーザー」がNintendo Switch Liteを購入するというケースが増加した模様。加えて、Nintendo Switch Liteを1台目として購入したユーザーでは、女性の比率が高いことも明かされています。


また、Nintendo Switchのライフサイクルについての質問が行われたところ、古川社長は「まもなく発売4年目を迎えるNintendo Switchは、私たちが過去に販売してきた据置機とは少し違う状況にあると考えています。持ち出して遊べる据置機としてのNintendo Switchに加え、携帯専用のNintendo Switch Liteがあり、お客様はライフスタイルに合わせていずれかを選んでいただけます。また将来的に、ハードにかんしてもいろいろな展開を考え得る状況にあると考えています」とコメントしており、将来的なNintendo Switchというハードウェアのバリエーション増加をうかがわせています。加えて、「当面は、普及台数が伸びているNintendo Switchというプラットフォームに注力していくつもり」とも述べており、これにより過去の任天堂の据置ゲーム機とは異なるライフサイクルを形成していくことになると予測しています。

さらに、プレイステーション 5や次世代Xboxの発売が予定されている2020年の展望としては、他社の据置ゲーム機とNintendo Switchのライフサイクルにおける位置づけは異なり、ターゲットとしている顧客層も異なると古川社長。加えて、「Nintendo Switchビジネスは4年目に入り、(ライフサイクルの)中盤に入ったばかりであると考えています。来期1年間というよりは、その翌年、翌々年にどうしていくかという単位で物事を考えています」とコメントしています。

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in ゲーム, Posted by logu_ii

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