ソニーの次世代ゲーム機「プレイステーション 5」は2020年末に発売決定、専用コントローラーの新機能も明らかに

by AMJones7

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が、次世代の家庭用据置ゲーム機の名称が「プレイステーション 5(PS5)」に正式決定したことを発表しました。その中で、2020年の年末商戦期のリリースを予定していることや、PS5専用の新型コントローラーについての詳細を明らかにしています。

｢プレイステーション 5｣ 2020年の年末商戦期に発売 | PlayStation.Blog
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PS5がどれだけのスペックを秘めたゲーム機なのかは、開発に携わるマーク・サーニー氏が技術系メディアのWIREDに対して語っていて、PS5の開発では光の粒子の動きをリアルタイムで再現する「リアルタイムレイトレーシング」の実現を目指したと述べています。

SIEは公式ブログの中でWIREDのインタビューに言及し、その内容を公式に認めています。実際にSIEによるプレスリリースによると、PS5ではAMD Radeon RDNAアーキテクチャのGPUを搭載していて、CPUは8コア・16スレッドで、AMD Zen2アーキテクチャで設計されているとのこと。

PS5は8K画質やSSDによる高速データ転送などハイエンドPCに匹敵するスペックのゲームハードになる予定 - GIGAZINE

そしてSIEは、PS5から超高速アクセスが可能なカスタムSSDを標準搭載することを発表。爆速でゲームを起動できるようになったほか、PS5本体の起動も速くなったことで、フレンドのステータスやプレイ中のゲームを起動してすぐに確認できるようになるため、フレンドとのマルチプレイがスムーズに遊べるようなUIに刷新したと、サーニー氏は語っています。

PS5ではついに最大8K解像度出力まで対応。PS5はUltra HD Blu-rayを採用し、ゲームディスクとしての容量は100GBに達します。また、PS5はPlayStation 4(PS4)タイトルとの互換性を重視した設計がされているのも大きなポイント。

PS5は強力な下位互換性によりPS4のプレイヤーともマルチプレイが可能に - GIGAZINE

さらに、サーニー氏が少し触れた「PS5専用の新型コントローラー」について、SIEは「2つの重要な革新があります」と述べています。

1つ目は「ハプティック技術による触覚フィードバック」です。レースカーの壁にぶつかる衝撃や、芝生の畑を走ったり、泥の中を泳いだりする感触をコントローラーで再現できるような機能を搭載しているとのこと。

2つ目が「アダプティブトリガー」で、トリガーボタン(L2・R2)に組み込まれているとのこと。これは「トリガーボタンを押す際に感じる物理的な抵抗を変えることができる」というもので、「弓を引く」「岩だらけの地形でオフロード車のアクセルを踏む」などといったアクションに応じてトリガーボタンを押す感覚が変化します。

なお、サーニー氏はPS5専用コントローラーのプロトタイプをWIREDに公開していました。WIREDによると、見た目はPS4のコントローラーであるDUALSHOCK 4にとてもよく似ているものの、マイクと思わしき小さな穴が空いているのが特徴だったとのこと。WIREDはSIEが取得した特許の情報から、AIによる音声アシスタントがPS5向けに開発されている可能性を指摘しました。

Twitterでは、この発表を受けて多くの人がさまざまな反応を見せていました。

「なんてこった！何の準備もできてない！」

「ゲーマーよ、プレイステーション 5を買う時がきた」

「へぇ～、プレイステーション 5っていう名前なんだ。全く予想できなかったよ！」

「私がただ望むのは、平らじゃない場所に置いたときにDVDを勝手にスキップされないということです」