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ウィンドウサイズに合わせて表示される情報も変わるオープンソースのネットワーク監視ツール「bandwhich」を使ってみた


PCのネットワーク使用状況を確認するツールはWindowsのリソースモニターやLinuxのiftopコマンドなどが有名です。そんなネットワーク監視ツールの一つである「bandwhich」は、CLI上でプロセスごとにネットワークを監視できるコマンドで、ウィンドウサイズに合わせて表示される情報が変化していくツールです。GitHubにソースコードが公開されているので、実際に使ってみました。

GitHub - imsnif/bandwhich: Terminal bandwidth utilization tool (formerly known as "what")
https://github.com/imsnif/bandwhich

今回はUbuntuにbandwhichをインストールしてみます。まずはパッケージマネージャーのCargoをインストールするため、下記コマンドを実行します。

curl https://sh.rustup.rs -sSf | sh


インストールオプションが表示されるので「1」を入力して先へ進みます。


インストールが完了したら再起動し、下記コマンドを実行します。

cargo install bandwhich


さっそく下記コマンドを実行してbandwhichを起動。

bandwhich


bandwhichの画面が表示されました。ネットワークを使用しているプロセスがないため、何も表示されていません。


試しにブラウザを起動しインターネットのスピードテストを実施してみると、bandwitchの画面に情報が表示されました。


プロセスごとのネットワーク使用状況がビット毎秒単位で表示されています。


ターミナルのウィンドウサイズを大きくすると、表示される情報も増えます。以下はウィンドウを下側に拡大したところで、下部にネットワークデバイスや接続先のホストネームが表示されるので、スパイウェアの不正通信を特定するのに役立ちそうです。


今度はウィンドウを横に拡大すると、IPアドレス別の情報が表示されました。


現在対応しているOSはLinuxとmacOSで、Windowsは非対応。CLIで軽快に動作するので、デスクトップの隅に常時表示しておくことも可能です。

GitHub - imsnif/bandwhich: Terminal bandwidth utilization tool (formerly known as "what")
https://github.com/imsnif/bandwhich

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in レビュー,   ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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