スティーブン・キング原作、11歳の少年をレイプして切断・殺害した殺人犯を追うホラー「The Outsider」予告編公開

アメリカ・オクラホマ州で11歳の少年が殺害され、目撃証言や指紋から、子ども2人の父親でリトルリーグのコーチを務める男性が容疑者にあがってきたものの、「同時刻、2つの場所に、1人の人物が存在した」としか考えられない新たな証拠が発見される……というスティーブン・キングの「The Outsider: A Novel」を映像化した「The Outsider」の予告編が公開されました。
The Outsider (2020): Official Trailer | HBO - YouTube

急行するパトカー

連行されていく一人の男性と……

それを見て取り乱す一人の女性。

「グローリー」と呼ばれる女性は、夫のテリーが連行され状況が飲み込めない様子です。

「私も、あなたと同様に、この相反する証拠を前に戸惑っています」

警察署の前には人だかり。

「テリー、私の子どもを殺したの?!」と半狂乱の女性。

テリーは多くの人々から批判を浴びることに。

「テリーが子どもを殺した」

「しかし、殺害後に奴が取った行動は、我々に逮捕してくれと願っているようなものだ」

話を聞くのは、キング作品「ビル・ホッジス」シリーズに登場する探偵事務所で働くホリー・ギブニー。

囚われたテリー。

そして涙ながらにテリーの無実を訴えるグローリー。

ギブニーは「殺人を犯した証拠と、その反対の証拠が存在します」と語ります。

「フランキー・ピーターソンが殺害されたその日、その時間に、テリー・メイトランドは70マイル(約113km)離れたところにいた」……と映し出されたのは、監視カメラの映像です。

誰もが首を傾げる状況。



「人間は同時に2つの場所に存在できません」


「ラルフ、僕は殺していない」

「偶然という可能性を排除しないでください」

「私はこういう、説明できないことに我慢ならないんだ」

「じゃああなたは、私に我慢ならないでしょうね……」と語るギブニーは、天性の第6感で犯人を追跡する能力を持ちます。

一方、刑事たちは殺人の証拠を探し求め捜査を続けます。




道を歩く子どもの足。

視線の先には1台のバンが停まっています。

「事件の捜査から身を引くべきだと思うの」

「でないと、何か恐ろしいことが起こる」

ランニング中のギブニーが家の前を通りすぎようとすると……

突如として家の窓が割れます。

「悪いことは既に起こっている」

映し出される、不穏な影。


「あなたが自分を信じなければ、私たち全員に悪いことが起こるから」

「子どもの頃、俺は何も信じていなかった。神も、悪魔も」


「でも今は信じている」

「『何か』は存在するんだ」



「想像よりも、恐ろしいものが」

「The Outsider: A Novel」は2020年1月20日(日)より、アメリカのケーブルテレビ放送局のHBOで連続ドラマとして放送される予定です。なお、原作「The Outsider: A Novel」のレビューは以下から読むことができます。
Amazon | The Outsider: A Novel | Stephen King | Horror

冒頭は、キング作品によくあるスタイルで、新聞記事とか事情聴取の内容だけを列挙するだけで事の成り行きを説明しテンポ良く始まります。凄惨な事件の概要に一気に引き込まれMaitland憎し!となるのですが、そこから二転三転の意外な展開が続き、前半は本当に面白い。 まあ、いつものキングです。 つかみが抜群にうまい。いつもつかまれてしまって、気が付いたら離れられず、ながーい時間をかけて最後まで読んでしまうわけです。
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