動かなくなったMacBook Airをオーブンで焼くと完全にぶっ壊れることが改めて証明される
by MartinHots
神の加護のおかげか、世の中には動かなくなったMacBookをオーブンに入れて復活させた人もいます。その書き込みを見て、動かなくなったMacBook Airを実際にオーブンで焼いてみたというブロガーのアリスター・ウールドリッチさんはMacBook Airを完全に死亡させ、「奇跡とは万人に訪れるものではない」ということを身をもって証明してくれました。
Baked MacBook Air: A cautionary recipe - Woolie.co.uk
https://www.woolie.co.uk/article/baked-macbook-air/
ウールドリッチさんがある日MacBook Airを30cmほどの高さから落としてしまったことからすべては始まります。ウールドリッチさんのMacBook Airは以前に何度か落としたときには問題なく稼働していたそうですが、その日は打ち所が悪かったのか、電源スイッチをオンにしても全く電源がつかなくなってしまいました。
以下の画像は問題なく動いていた頃のウールドリッチさんのMacBook Airです。
翌日、ウールドリッチさんはインターネットのサポートガイダンスに従って、「NVRAM/PRAMリセット」「SMCリセット」「ロジックボードの全コネクタの再接続」「ロジックボードの電源パッドの再接続」「何度かぶん殴る」などの修理方法を試してみました。しかし、MacBook Airは壊れたままでした。
オーブンでMacBookを焼くという修理法をインターネット上で見知っていたウールドリッチさんは、オーブンでMacBook Airのロジックボードを焼いて直すことを決心します。この「オーブン修理法」の原理は、基板と部品を150度から170度ほどで予熱してから行うリフローはんだ付けと同じもののようです。ウールドリッチさんはペンタローブドライバーとトルクスドライバーを駆使してMacBook AirのロジックボードとデジタルI/Oボードを取り外し、オーブンにセットしました。
ウールドリッチさんの「オーブン修理法」に使用されたオーブンはこんな感じ。
インターネット上のレシピによると、ロジックボードは170度で7分焼くことが推奨されており、「予熱が必要かどうか」や、「艶出しのために卵黄を塗るかどうか」などは記載されていなかったとのこと。ウールドリッチさんは「市販のアップルパイのようにロジックボードの表面がツヤツヤになって欲しい」とは思わなかったので、予熱なし・卵黄なしでロジックボードを焼くことに決めたそうです。
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