任天堂の公式オンライン修理で保証切れのNintendo SwitchのJoy-Conを修理してみた
Nintendo Switchを地上300メートルから落としてみたところ、Joy-Conが破損したものの問題なく動作したという実験結果がありますが、GIGAZINE編集部でも先日、不注意で地上1mから落としてしまったところやはりJoy-Conが破損してしまいました。購入から1年以上経過していて保証期間が切れても修理は受け付けてもらえるとのことで、実際に「任天堂オンライン修理システム」で修理を依頼してみました。
オンライン修理受付|サポート情報|Nintendo
https://www.nintendo.co.jp/support/repair/online1.html
Nintendo Switch|Nintendo
https://www.nintendo.co.jp/hardware/switch/
◆破損の具合
壊れてしまったのは「Joy-Con (L) ネオンブルー」。レール部分が傾くようにして外れかけていて、ケーブルがはみ出ています。
原因は、Joy-Conを接続したNintendo Switchの本体が床に落下してしまい、Joy-Conが床にぶつかって力が加わったため。
無事だった「Joy-Con (R) ネオンレッド」(右)と比べると、レール部分がかなり傾いてしまっているのが分かります。
Nintendo Switchに接続してみたところ、動作はするものの傾きのせいでかなりプレイしづらく、レール部分を手で押し込んだりしても直りそうなかったため、修理に出すことにしました。
◆オンライン修理受付
最初にNintendo Switchの公式サイトにアクセスしから右上の「サポート」をクリックします。
次に、「修理のご案内(オンライン修理受付)」をクリックします
「オンライン修理受付」をクリックします。
修理までの流れを説明したページが表示されるので……
下にスクロールして「修理を申し込む」をクリックします。
メールアドレスの登録を求められるので、メールアドレスを入力して「送信する」をクリックします。
登録したメールアドレスに以下の画像のようなメールが届いているので、URLをクリックします。
「上記内容に同意した上で修理を申し込む」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
姓・名とフリガナ・返却先の電話番号を入力して次へをクリックします。
郵便番号を入力して「郵便番号から入力」をクリックすると都道府県から町名まで自動的に入力されます。あとは「丁目・番地・号」や必要に応じて「アパート・マンション名」を入力して「次へ」をクリックします。
「修理依頼品」の欄のプルダウンメニューから「Nintendo Switch」を選択します。
Joy-Conの修理を依頼したいので「Joy-Con」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
故障の状態や症状を入力する画面に遷移します。「① どの部位に、どんな不具合がありますか?」の欄に不具合のある部位や不具合の内容を入力します。
「② 不具合が発生するタイミングや条件」の入力欄はソフトウェア面での不具合も想定されたもののようですが、無記入にすると次へ進めないので、「常時」と記入しました。
「③ 表示されているエラーコードやエラーメッセージ」には「なし」と記入して「次へ」をクリック。
いくらまでの見積なら連絡がもらえるのか選択する画面に移行します。保証期間内ではないので修理費用がかかるのは仕方がありませんが、買いなおした方がいいぐらいかかってしまうのは困ります。
公式サイトの修理の参考価格によると、Joy-Conの修理費用の目安は税込2160円とのこと。
そこで今回は2160円に金額が一番近い3500円を超える場合は連絡をもらうことにしました。「修理費用が3,500円(税込)をこえる場合は連絡が必要」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
希望する修理されたJoy-Conの配達時間を選んで「次へ」をクリックします。
依頼内容を確認して「送信する」をクリックします。
「修理依頼票をプリントアウトする」ボタンをクリックします。
修理依頼票が表示されるので、右上の「印刷する」をクリックして印刷します。なお、プリンターがない場合は、「修理お申し込み番号」と「申し込み時に入力した電話番号」を書いた紙で代用可能です。
◆梱包と発送
公式サイトの「Nintendo Switchの梱包方法」を参考に作業を進めていきます。用意するものは、適度な大きさの箱に……
修理するJoy-Con
Joy-Conを包むための梱包材
箱の中身を衝撃から守るための緩衝材
そして先ほど印刷した修理依頼票です。なお、保証期間内ならば無償修理になるので、Nintendo Switchの外箱にある保証書を切り取るか、またはコピーして添付します。
並べるとこんな感じ。あからさまに箱が大きいですが、紙袋や封筒類での梱包は推奨されていないので、これで進めます。
まずはJoy-Conを梱包材でしっかりと包みます。
箱の半分まで緩衝材を入れたら……
Joy-Conと修理依頼票を入れます。
箱を緩衝材でいっぱいにしたら……
しっかりと封をして完成です。
あとはなんらかの方法で「任天堂サービスセンター」に送付するだけです。なお、保証期間内の場合は着払いで送付できるとのこと。
発送してから3日後に修理依頼の受付が完了しました。その時のメールがこんな感じ。
そこからさらに5日後、発送した日から数えて8日後に修理品を出荷したとのメールが到着。修理費用は税込2052円でした。なお、修理費用の支払いは到着時の代引きのみなので、荷物が届いたときにお金を支払えるように準備しておくと受け取りがスムーズです。
◆修理品が届いた
出荷したというメールが届いた翌日の朝に修理品が到着。
箱を開けてみると、緩衝材が詰まっていました。
取り出してみると、中には梱包材に包まれたJoy-Conと、修理明細票、修理品についての案内が入っていました。
修理明細票には交換した部品が記載されていました。「ジョイコン修理費用B」「ジョイコンL 外装下 ネオンブルー」「アナログスティック」「レールコネクタLユニット ネオンブルー」の4品目で100円。アナログスティックは修理時に故障が見つかったため交換されたもの。
技術料として1900円かかっており、オンライン修理受付の割引と合わせて修理費用は合計2052円でした。通信欄を見ると、破損していた部品と破損の状況が書かれていて、修理前には気がつかなかったアナログスティックの故障も発見して部品を交換してくれていたことが分かります。
梱包材からJoy-Conを取り出してみます。
レールの傾きがきちんと直っていて、ケーブルもはみ出していません。
修理前と修理後を見比べてみると、違いが一発で分かります。
本体と接続してみると、カチンと小気味いい音と手応えがします。
問題なく遊ぶことができました。
◆まとめ
修理に出す前は手間がかかりそうで新しく買おうか迷いましたが、実際にやってみるといくつかの入力フォームに故障の具合や住所氏名などを入力したら、あとは梱包して送るだけなので簡単でした。要した期間は約1週間で、費用総額は送料648円と修理費用2052円の合計2700円(税込)。Joy-Conを新しく買おうとすると、任天堂の公式オンラインストアの「Joy-Con(L) ネオンブルー」単品は記事作成時点では品切れで、Amazon.co.jpで「Joy-Con(L) ネオンブルー」を含めたJoy-Conの左右セットを買おうとすると税込7766円なので、修理した方が費用が安く抑えられる結果になりました。
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