最新の映画を最速で自宅に届けてくれる超リッチなサービス「レッドカーペットホームシネマ」とは?
by Gramophone Maryland
自宅にいながら巨大スクリーンやマルチチャンネルスピーカーなどを用い、まるで映画館のようなリッチな映画体験を再現するホームシアターは凝りだすとどこまでもお金がかかってしまうものですが、さらにラグジュアリーな映画体験を届ける「レッドカーペットホームシネマ」は最新の映画を誰よりも早く自宅で楽しむことができる超豪華なサービスとなっています。
Red Carpet Home Cinema
https://www.redcarpethomecinema.com/
$3,000 to Rent a Movie? Bringing the Theater Home for the 1 Percent - The New York Times
https://www.nytimes.com/2019/04/07/business/media/movie-rentals-red-carpet-home-cinema.html
カリフォルニア州のウエストハリウッドに本社を置くチケット販売会社・チケットマスターの巨頭として活躍したフレッド・ローゼン氏は、同社を退職したあと、自身のたくわえを使ってぜいの限りを尽くしていました。「さまざまなものについて、よいぜいたくな品というのが思いつきます」と語るローゼン氏が、ゴルフ仲間であるワーナー・ブラザーズの経営幹部を務めるダン・フェルマン氏とともに「よりぜいたくな映画鑑賞」を求めて設立したのが、「レッドカーペットホームシネマ」です。
Netflixなどのストリーミングサービスが普及したことで、劇場にわざわざ足を運ばなくても、月額数千円で自宅でお得に映画を楽しみ放題になっています。そんな現代において、レッドカーペットホームシネマは「自宅での映画鑑賞」という体験を最上級のものに仕上げたサービスです。サービスは最低1500ドル(約16万6000円)からという富裕層向けのものですが、公開したばかりの映画を「自宅で」鑑賞できるというものになっています。
同サービスはワーナー・ブラザーズや20世紀フォックス、ディズニーといった有名配給会社の各部門と契約を結んでおり、上映前の映画をプレミアムな価格で自宅まで届けます。このサービスを受けるためには厳正な審査があり、参加者は最低でも5万ドル(約550万円)が上限のクレジットカードを持っていなければなりません。
審査を通過したら、映画を見るためにまずホームシアターシステムに接続するための機器を1万5000ドル(約167万円)で購入します。そうして初めて映画をレンタルすることができるのですが、レンタル価格は参加しているスタジオ次第で16万円ほどから50万円ほどまでまちまち。1回で36時間レンタル可能で、2回まで見返すことができるとのこと。
映画のレンタルに数十万円もかかるというリッチすぎるサービスですが、その分4000人以下の顧客しかいなくとも、年間3億ドル(約325億円)の売上が見込めるとローゼン氏は語っています。
・関連記事
6億円を超える最強のホームシアター環境「Kipnis Studio Standard」 - GIGAZINE
世界初の電源込みでワイヤレス5.1chサラウンドシステムを実現したスピーカー「ONEmicro」でプチ映画館体験をしてみた - GIGAZINE
スタンドアローンVRヘッドセット「Oculus Go」が日本でも販売開始 - GIGAZINE
スピルバーグ監督が「素晴らしい映画鑑賞体験を観客に届けよう」と映画製作者に呼びかけるスピーチを実施 - GIGAZINE
映画見放題サービス「MoviePass」はなぜ赤字を垂れ流しているのか? - GIGAZINE
IKEAのふかふかベッドに寝転びながらくつろいで映画が楽しめる映画館 - GIGAZINE
・関連コンテンツ