取材

「ぽんしゅ館」には新潟県内の日本酒が揃った利き酒マシーンがある


お酒好きには夢のような場所かもしれません。新潟県といえば魚沼産コシヒカリでも有名な米どころ。それゆえ、お米が原料となる日本酒の生産も盛んです。首都圏からのアクセスもよく、冬には多くのスキー客が集まるJRの越後湯沢駅には、思う存分日本酒を堪能できる「ぽんしゅ館」というお店があります。酒風呂も有名で、爆弾おにぎりやコシヒカリアイスもあったりと、もうお米づくしでした。

こんにちは、自転車で世界一周をした周藤卓也@チャリダーマンです。年末年始の休暇を利用して、雪の積もった白川郷の合掌造りを見に行ったのですが、その道中、新潟県の越後湯沢駅に立ち寄りました。ネットの情報通りに、世にも不思議な利き酒マシーンが置いてありました。

◆越後湯沢駅
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」から始まる川端康成の雪国という小説。この舞台となった地が湯沢温泉(湯沢町)だといわれています。関東から山を越えた先になるので、別世界という感じはしました。太平洋ではなく日本海側となる新潟県。

まさに雪国という世界が広がっていました。


この湯沢町はその名の通り古くからの温泉街。そして現代では冬はスキーにスノボー、夏は登山にアウトドアと観光業が盛んな場所です。野外音楽イベントのフジロックフェスティバルも湯沢町にある苗場スキー場が開催地。

この湯沢町の玄関口となるのが越後湯沢駅です。JRの上越新幹線、上越線、北越急行のほくほく線が乗り入れています。「越後」とついているのは、秋田県湯沢市に湯沢駅があるためです。


◆ぽんしゅ館
この越後湯沢駅の構内にはCoCoLo湯沢・がんぎどおりというショッピングエリアがあり、テナントとして「ぽんしゅ館」が入っています。

お土産物屋が集まる駅ナカ。


利き酒マシーンがある酒屋であり、爆弾おにぎりのある飲食店であり、酒風呂を提供する銭湯であり、地元の特産品を扱うお土産物屋さんでもあるという「ぽんしゅ館」は、新潟県の魅力が詰まった場所となっていました。名前の「ぽんしゅ」は日本酒の俗称から取っています。

ぽんしゅ館 越後湯沢驛店
https://www.ponshukan.com/

新潟県産の日本酒のラベルがズラーッと並んだ入り口の脇のディスプレイ。


店内にあった元気のよい酔っぱらいのオブジェ。


寝落ちしてしまった酔っぱらいも。


そして、こちらがその利き酒マシーン。ガチャガチャが並んでいるようでした。未成年は飲酒できないので二十歳を過ぎてから楽しめる大人のガチャガチャ。


ここは、まずレジで500円を払ってお猪口を受け取ります。


それと5枚のメダルが渡されます。


このメダルを利き酒マシーンに投入。


お猪口に日本酒が注がれるという仕組みでした。


銘柄によってはメダルが2枚、3枚と必要。


メダル3枚だった北雪酒造のYK35生原酒。


日本酒だけではなく梅酒、焼酎、ワインも置いてありました。


100種類以上の日本酒を選び放題なのですが、日頃お酒を飲まない人には何が良いのか分かりません。でも、大丈夫。そんな方は店内の情報を参考にしましょう。

おすすめのお酒はこちら。


人気ランキングもあります。


スタッフの一押し。


ぬる燗、あつ澗などで日本酒を飲みたい方はセルフお燗のコーナーをどうぞ。


塩をつまみにお酒を楽しむこともできます。


1杯100円でちびちびと5杯いただきました。お酒には疎いので気の利いたコメントはできませんが、辛口でピリッと来るものから甘口で柔らかい口当たりの銘柄まであって、日本酒に興味を持つきっかけにはなりました。アルコールも入ってほんわか上機嫌。

飲み終わったらお猪口を返却口に返しておしまい。


また、今回は時間の関係でパスすることになりましたが、ぽんしゅ館内には日本酒を注いだ湯船に浸かることができる「酒風呂」もあります。


◆爆弾おにぎり
このぽんしゅ館には、魚沼産コシヒカリを使った「爆弾おにぎり」という名物もあります。米1合(お茶碗2杯分)を使った巨大なおにぎりです。こちらはせっかくなので、挑戦してみました。


ほのぼのとした雰囲気のお店でした。おにぎりは店内で飲食できますし、テイクアウトもできます。


おにぎり定番の鮭、明太子から変わり種の角煮、南蛮味噌まで具もいろいろ。


こちらがその爆弾おにぎり。お皿代わりのパックは蓋が閉まらなさそう……。お味噌汁と漬物付き。


その大きさを伝えるべく掴んでみたのですが崩れてしまったので、このような手を添えるだけの写真になりました。


具は定番の梅にしました。みずみずしくてほんのり甘いふっくらご飯には言うことなし。どこよりもおいしいご飯でした。ただ、おにぎりとしてはもう少し塩気が欲しかったところ。


◆コシヒカリアイス
お腹が満たされたらデザートに甘い物が欲しくなります。そう思って館内を歩いていたら、前回の新潟遠征で見つからなかったコシヒカリアイスを発見。新潟県産コシヒカリ100%使用とのこと。

あっさり淡白なアイスクリームでした。


食べていると口の中に米粒が出てくるという不思議なアイス。


ぽんしゅ館は越後湯沢駅だけでなく長岡駅、新潟駅にもあります。利き酒マシーンは3店すべてに設置。米どころ新潟を体感できるぽんしゅ館、新潟県を訪れた際には足を運んでみてはいかがでしょうか。

(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com
Twitter @shuutak
Facebookページ https://www.facebook.com/chariderman/
Instagram https://www.instagram.com/shuto.takuya/
DMM講演依頼 https://kouenirai.dmm.com/speaker/takuya-shuto/)

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in 取材,   試食, Posted by logc_nt

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