ディズニー独自のストリーミングサービス「Disney+」では全ディズニー映画が見られる
by Kenrick Mills
2019年後半からディズニーが開始するストリーミングサービス「Disney+」について、過去のディズニー映画ライブラリ全体が視聴可能なものになることをロバート・アイガーCEOが明らかにしました。ディズニー作品ではBlu-rayやDVDの展開期間を限定するマーケティング戦略が採られてきましたが、その慣習が破られることになります。
Disney Plus streaming to include “entire Disney motion picture library” - Polygon
https://www.polygon.com/2019/3/7/18254862/disney-plus-streaming-disney-vault-movies
ニュースサイト・Polygonによると、ディズニーのロバート・アイガーCEOはセントルイスで開催された投資家会議に出席。ディズニーには「家庭向けBlu-rayやDVDの販売期間を限定し、期間外はいわば『金庫』の中に保管して入手できなくする」という「ディズニー・ボルト」と呼ばれる戦略がある旨を語った上で、2019年後半から開始する「Disney+」は、過去に公開されたディズニー映画がすべてライブラリに含まれるものであることを明かしました。
Disney+ のご紹介
https://preview.disneyplus.com/jp/
「Disney+」ではディズニーのアニメ映画以外に「スター・ウォーズ」シリーズや「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズも配信されることが決まっています。
ディズニーが独自のストリーミングサービス開始、スター・ウォーズシリーズやマーベル・シネマティック・ユニバース作品などがNetflixで閲覧不能に - GIGAZINE
さらに、スター・ウォーズのスピンオフ新作「The Mandalorian」も配信されることになっています。
「ディズニー独自のストリーミングサービスでスター・ウォーズのスピンオフ新シリーズを配信する計画あり」とディズニーCEOが明かす - GIGAZINE
「Disney+」はアイガーCEOが「最優先プロジェクト」と明言していたものだけに、相当な力が注がれており、今後公開される新作映画についても劇場公開から1年ほどでライブラリに加わる予定。たとえば2019年3月公開の「キャプテン・マーベル」も、2019年内には配信する予定であるとアイガーCEOは語りました。
・関連記事
ディズニーは2019年公開の「キャプテン・マーベル」をNetflixで配信しない予定 - GIGAZINE
ディズニーはHuluへの投資で600億円以上の赤字、それでもストリーミング配信でNetflix・Amazonを追撃する - GIGAZINE
ディズニーが映画のヒーローをテーマパークに降臨させるべく進めるロボット開発プロジェクト「Stuntronics」とは? - GIGAZINE
ディズニーが2019年に開始予定のストリーミングサービスは「最優先プロジェクト」とCEOが発言 - GIGAZINE
ディズニー映画に登場する2種類の悪役「追放者」と「暴君」の役割とは? - GIGAZINE
・関連コンテンツ