あくび顔・カワウソ・盲導犬など59種類230パターンの新絵文字が「Unicode 12.0」で追加される
2019年3月5日にリリースされるUnicode 12.0に先んじて、登録される絵文字だけをまとめた「Unicode Emoji 12.0」のデータファイルが2月5日に公開されました。Unicodeの開発を調整する非営利団体「The Unicode Consortium」によると、Unicode 12.0からは新しく59種類230パターンの絵文字が追加されるとのことです。
The Unicode Blog: Unicode Emoji 12.0 — final for 2019
http://blog.unicode.org/2019/02/unicode-emoji-12-final-for-2019.html
230 New Emojis in Final List for 2019
https://blog.emojipedia.org/230-new-emojis-in-final-list-for-2019/
追加された59種類230パターンの絵文字は以下のムービーから確認できます。
???? First Look: All 230 New Emojis for 2019 - YouTube
顔で追加されたのは「あくび顔」
手で追加されたのは「ピンチイン・ピンチアウトをする手」
手の絵文字のほか、「手をつなぐ人」「手話をする人」「車椅子に乗る人」「補聴器をつけた耳」など人をモチーフにしたものは、2015年にリリースされたUnicode 8.0から採用されているフィッツパトリック制御文字に設定されていて、各絵文字に対して肌の色6種類が用意されています。
義手や車椅子、介助犬・盲導犬など、福祉に関わる絵文字も多く追加されています。
また、オランウータンやフラミンゴ、スカンクやカワウソなど動物も追加。
インドの民族衣装であるサリーやヒンドゥー教の寺院、オートリキシャといったインドではおなじみのものも絵文字に追加されています。
なお、Unicode Emoji 12.0で追加された絵文字の中には、Google・Apple・Microsoftが提供していたUnicode外のオリジナル絵文字から採用されたものもあります。
The Unicode Consortiumは、各ベンダーが独自に絵文字フォントをじっくりデザインできるようにするために、絵文字のデータファイルだけを1カ月早く発表したと述べています。スマートフォンなどで表示されている絵文字の多くは、文字コードの業界規格であるUnicodeに定められていて、すべてに固有のコードが割り当てられます。そして、Unicodeに定められた絵文字に対応させる形で、GoogleやAppleなど各ベンダーが独自に絵文字をデザインします。そのため、同じ笑顔の絵文字を表示していても、AndroidとiOSでは微妙に違うデザインの絵文字が表示されるというわけです。
Unicodeの絵文字についてまとめるEmojipediaは、今回追加されたUnicode8月頃にベータ版でAndroidに、10月~11月にiOSに対応するのではないかと予想しています。
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in ソフトウェア, 動画, デザイン, Posted by log1i_yk
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