Android開発環境「Android Studio 3.3」リリース、安定性向上が主たるアップデート
GoogleがAndroidアプリの総合開発環境「Android Studio」の新バージョン3.3をリリースしました。Android Studio 3.3では大きな新機能の追加はなく、品質向上に焦点が当てられています。
Android Studio release notes | Android Developers
https://developer.android.com/studio/releases/
Android Developers Blog: Android Studio 3.3
https://android-developers.googleblog.com/2019/01/android-studio-33.html
追加される主な改良は以下の通りです。
◆Navigation Editor
Navigation EditorはJetpackナビゲーションコンポーネントを使うXMLリソースを構築するためのビジュアルエディタです。すでにプレビュー目的でのリリースが行われていましたが、フィードバックによる改良を経て、正式リリースとなりました。
◆IntelliJ Platform
Android Studio 3.3には「Intellij 2018.2.2」が含まれています。これによって、コードエディタの新しいプレビュー、アイコンやMacBook Touch Barがサポートされ、バージョン管理機能も強化されています。
◆Kotlin
Android Studio 3.3には「Kotlin 1.3.11」が含まれています。
◆Clang-Tidy
C++の静的コード解析ツール「Clang-Tidy」をサポートするようになりました。
目立った新機能追加はなかったAndroid Studio 3.3のアップデートですが、前バージョンから200以上ものユーザー報告バグが修復されており、Androidエミュレータを終了させるときのスナップショット保存が8倍高速化されるなど改良されているそうです。
What’s new in Android Studio 3.3 - YouTube
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