レビュー

無料で初心者でも簡単にマイクラのような3Dドット絵を描くことができる「MagicaVoxel」


3DCGモデルの制作には専門的なソフトや知識・技術が必要で、「マインクラフト」のような3Dドットモデルを作るだけでも初心者にはかなりハードルが高いもの。「MagicaVoxel」は、ボクセルを削ったり積み重ねたりすることで難しい3Dドットモデルを誰でも簡単に製作できるソフトです。MagicaVoxelはWindowsとmacOS向けに無料で公開されています。

MagicaVoxel
https://ephtracy.github.io/


MagicaVoxelはWindows(32bit)版・Windows(64bit)版・macOS版が用意されています。今回はWindows(64bit)版をダウンロードします。「win64 0.99.2」と書かれたボタンをクリック。


ZIPファイルがダウンロードされるので、保存します。ZIPファイルの容量は2.13MBです。


ダウンロードした「MagicaVoxel-0.99.2-alpha-win64.zip」をWindows標準の展開機能やExplzhなどのソフトを使って解凍します。起動するにはフォルダ内にある「MagicaVoxel.exe」をダブルクリック。


起動した画面はこんな感じ。中央に青い立方体が表示されている部分をカーソルで編集して立体モデルを作っていきます。マウスホイールの上下でズームイン/ズームアウト、右クリックをしながらドラッグでカメラの回転、マウスホイールをクリックしながらドラッグでカメラの平衡移動が可能です。


また、画面右下には座標軸が表示されていて、赤い線がX軸、緑の線がY軸、青い線がZ軸となっています。


画面左端にあるのが色を変えるパレット。その隣にあるのがブラシのメニューです。その中でよく使うのは以下の画像の赤枠で囲った部分。それぞれの機能は以下の通り。

L(Line):直線
C(Center):
P(Pattern):登録したパターン
V(Voxel):手描き
F(Face):
B(Box):直方体

Attach:ボクセルを加える。
Erase:ボクセルを消す。
Paint:ボクセルの色を変える。

Mirror:指定した軸方向と線対称の位置で同じ操作が同時に行われる。
Axis:指定した軸に沿って全ての要素が操作される。


また、分からない機能やボタンがあれば、カーソルを重ねることでコマンドの説明がウィンドウ下部に表示されます。


試しにBとEraseを選択し、青い立方体を操作してみると……


立方体からブロックが消えました。


グリッドを表示すると、どこを編集すればいいのかが非常にわかりやすくなります。グリッドを表示するには左下にあるGridをクリックすればOK。


30分ほどボクセルを削ったり塗ったりすることで完成したGIGAZINEのGの文字がコレ。


側面には白文字で「GIGAZINE」と刻んでいます。


左上の「Render」をクリックすると、レンダリングを行うことも可能。


モデルを保存する場合は、画面右上のフロッピーディスクのアイコン(保存)かその右にあるアイコン(名前をつけて保存)をクリックします。MagicaVoxelのインストールフォルダ内にある「vox」フォルダに保存しておけば、わざわざファイラーで探さずとも画面右端にあるツールバーから読み込むことができます。


「vox」フォルダにはデフォルトで3Dモデルが保存されているので、これをお手本にしながら3Dモデルを作成するのもアリ。例えば以下の画像は「chr_knight」を開いてみたところ。


なお、制作者のephotracy氏によるMagicaVoxelの実演デモがムービーで公開されています。

MagicaVoxel 0.99.2 preview - YouTube


また、Rocinante Urabe氏が公開している以下のムービーを見ると、MagicaVoxelでの制作工程がよくわかるので、3Dドットモデルを作成する時の手助けになってお役立ちです。

MagicaVoxel - room - Speed Art -VoxelArt - YouTube

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in レビュー,   ソフトウェア,   デザイン, Posted by log1i_yk

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