ソニーが世界最大のゲーム見本市「E3」に2019年は参加しないことを表明
ゲームプラットフォームの「PlayStation」ブランドを展開しているソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が、毎年参加していたアメリカのゲームイベント「Electronic Entertainment Expo(E3)」に「2019年度は参加しない」という意思を、海外メディアのVarietyに表明しました。24年続いてきた世界最大のコンピューターゲーム見本市の歴史の中で、PlayStationが参加しないのは初めてのことです。
PlayStation Skipping E3 For First Time – Variety
https://variety.com/2018/gaming/news/playstation-skips-e3-1203029833/
SIEはVarietyに対して、「業界が進歩するにつれて、SIEは引き続きコミュニティに参加する独創的な機会を模索しています。PlayStationのファンは世界中にいて、私たちは常に革新的であろうとし、ものの見方を変えて、ゲーマーを楽しませる新しい方法を試みてきました。その結果、私たちは2019年に開催されるE3に参加しないことに決めました。私たちは、2019年にファンコミュニティの興味を引くような、新しくも親しみのある方法を模索しているところです。私たちの計画を早く共有したくてうずうずしています」というコメントを表明しています。
また、SIE ワールドワイド・スタジオの最高責任者を務めるショーン・レイデン氏はVarietyのインタビューに対して「『Marvel’s SPIDER-MAN』をリリースした今、2019年には『Dreams』や『Days Gone』などの発売が控えているものの、大きく膨らんだ期待に応えたいとは思わないので、実施しないまでです。難しい決断でした」と答えていて、出展だけではなくカンファレンスも予定していないことを明らかにしました。
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2018年で25周年を迎えたSIEの「PlayStation」ブランドはE3の第1回から毎年出展参加していて、不参加はE3の24年間の歴史の中で初めてのこととなります。また、SIEは、2014年からアメリカで毎年開催していた独自イベント「PlayStation Experience」を2018年末は行わないと、公式ブログで発表したばかり。SIEが大規模なゲームイベントをキャンセルするのはこのE3で2回目とのこと。
2018年10月には、ソニーの吉田憲一郎CEOが「次世代ハードウェアを用意する必要がある」と、後継機となるPlayStation 5の開発を認める発言を行っています。そのため、2019年のE3で詳細が発表されるのではないかという期待もありましたが、SIEの不参加によって、PlayStation 5のお披露目は別の機会となる模様です。
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