ナチス・ドイツの極秘実験によって生み出されたゾンビが戦場で襲いかかる「Overlord」最終予告ムービーが公開中

第二次世界大戦中のD-デイ前夜、飛行機を撃墜されて敵地にパラシュートで不時着したアメリカ兵が、ナチスが秘密裏に行っていた生体実験の存在を知るというホラー映画「Overlord」の最終予告編がYouTubeで公開されています。監督はジュリアス・エイブリー氏で、製作は「スター・トレック」「スター・ウォーズ／フォースの覚醒」の監督で知られるJ・J・エイブラムス氏です。

Overlord (2018)- Final Trailer - Paramount Pictures - YouTube

パラシュートは暗い森の中に不時着した様子。敵兵が懐中電灯で辺りを照らして捜索しています。

ボイス二等兵(演：ジョヴァン・アデポ)は草木をかき分け、必死に逃亡します。

「あの教会の中には何がある？」とフォード軍曹(演：ワイアット・ラッセル)が捕獲したドイツ兵に尋問しますが、ドイツ兵は笑みを浮かべるだけで答えようとしません。

ボイスは、その「教会」に足を踏み入れていました。

暗闇と煙に包まれるキリスト像

施設には何かがいるらしく、背後をものすごいスピードで通り過ぎていき、ボイスがその気配を察知して振り返った時には誰もいません。

ボイスが発見したのは、瓶の中にたまった謎の赤い液体と……

パットにずらりと並べられた注射器。

シリンダーの中には赤い液体が詰まっています。

実験室らしき部屋にはゴムの袋がぶら下がっていて、突然内側から人間の手のようなものがもがき苦しむようにゴム袋をひっかきます。

クロエ(演：マチルド・オリヴィア)と合流し、ショットガンと構えるボイス。

クロエが診察台にかかっている布を剥がすと、青白い肌をした死体が眠っていました。

彼らはどうやらこの実験室で被検体となっていた様子。点滴のボトルの中には、ボイスが発見したものと同じ液体が見えます。

施設の廊下を、雄たけびを上げながら爆走するゾンビのような怪物。

誰かが部屋の中に引きずり込まれてしまいます。

D-デイ前日、オペレーション・オーバーロードを遂行するために、大量の軍用機が空を覆います。

しかし、ドイツ軍の猛攻撃によって、ボイスたちが乗った飛行機は撃ち落とされてしまいました。

そして、ひん死の大けがを負い、仲間が倒れてしまいます。

「ジェイソンは死んだ」という言葉を聞いたボイスの視線の先には……

実験室で発見した、あの赤い液体の入った注射器が転がっていました。

ボイスは注射器をジェイソンの死体に突き刺しました。

跳ね起きるように息を吹き返すジェイソンを、周囲の仲間たちがあ然として見つめています。

「ジェイソン、どんな気分だ？」とフォード軍曹が尋ねると……

「最高の気分ですよ」とジェイソンは答えます。

しかし、ジェイソンの腕の血管が異常なほど盛り上がり、明らかにまともな状態ではありません。

突然、完全に理性を失ったように咆哮(ほうこう)を上げるジェイソン。もはやこの世のものとは思えない形相を浮かべています。

機関銃が火を噴き……

火炎放射器が炎を吐き出します。

赤い液体の効果なのか、おぞましい姿となって人間に襲いかかるゾンビ。

ボイスたちは無事脱出することができるのでしょうか？

「Overlord」は2018年11月9日に全米公開予定。日本での公開日は、記事作成時点では未定です。