「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」ジャパンプレミアでジョルノ役・小野賢章とブチャラティ役・中村悠一が登壇、エピソードを削ることなくアニメ化

2018年10月に放送が始まる「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」のジャパンプレミアが7月5日(木)、イタリア文化会館で開催されました。イベントではジョルノ・ジョバァーナ役、ブローノ・ブチャラティ役をはじめとする配役の発表や木村泰大監督・髙橋秀弥監督が登壇しての作品紹介のほか、第1話のプレミア上映が行われました。
TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』公式サイト
http://jojo-animation.com/
◆開演前
イベントが開催されたのは九段下にあるイタリア文化会館。


会場入口

ジャパンプレミア用にビジュアルが用意されました

イベントの様子はYouTube Liveなどで生中継が行われました。
【7/5(木)20:00~】TVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」 ジャパンプレミア トークパート生中継 - YouTube

◆開幕・メインキャスト発表
イベントは20時に、作品の舞台に合わせてイタリア語のナレーションから始まり、気分を盛り上げます。
冒頭で60秒のティザーPVが流されたのち、まずはメインキャラクターのうち、ジョルノ・ジョバァーナ役の小野賢章さん、ブローノ・ブチャラティ役の中村悠一さんが登壇。それぞれ、キャストの姿が見えた瞬間に誰なのかわかったファンから、肌にビリビリくるような声援が飛びました。
アニメ化発表後、キャストについてはさまざまな予想が飛び交いましたが、その中でも第4部放送のころから名前がちらちら出ていたという小野さん。自身も昔から原作を読んでいたこともあり、オーディションに受かったときには「冗談かな?」と思ったそうですが、「選ばれたからには、第一部から続く思いをしっかり受け継いで表現したいと、やる気に満ち溢れているところです」と、熱い思いを語りました。
一方の中村さんは、実は第一部のオーディションを受けることになっていたものの、当日に風邪を引いて欠席。以後もオーディションに声はかけてもらっていたものの、それぞれ事情があって受けることができなかったそうです。そんな中、自身は第五部が一番好きということで、第四部のオーディションを受けられなかったとき、マネージャーに「ここまで来たら第五部もあると思うので、もしやるときには頑張らせて欲しい」と話をしたとのこと。
「あれは運命の風(風邪)だったのかも?」と振り返る中村さんに、「『黄金の風』じゃないですか?」と小野さんが重ねると、お客さんからは歓声が上がりました。
引き続いて、残るメインキャラクター4名のキャストも発表。
パンナコッタ・フーゴ役は榎木淳弥さん。「他のキャストのみなさんもキャラクターを熱く濃く作ってくると思うので、負けずに演じていきたいと思います」と思いを語りました。
ナランチャ・ギルガ役は山下大輝さん。マンガもアニメも追っているジョジョ好きとして、「120%、それ以上のパワーで臨みたい」と語ってくれました。
グイード・ミスタ役は鳥海浩輔さん。大作なので、ミスタ役になって嬉しかったと同時に、身が引き締まる思いもあったとのこと。
レオーネ・アバッキオ役は諏訪部順一さん。これはちょっと意外なキャスティングだったのか、発表された瞬間に客席からは「キャー」という歓声よりも「ホォー」に近いような声が漏れていました。荒木飛呂彦作品は魔少年ビーティー、バオー来訪者から好きだという諏訪部さんは「来た!やったぜ!」と喜びを爆発させました。また、アバッキオらしく「とってもいいお茶を入れられるように、頑張っていきたいと思います」と語ってくれたので、「アバ茶」に注目です。
◆木村泰大監督&髙橋秀弥監督登壇
キャストに続いては2人の監督が登壇。ジョジョを制作するにあたっては、第一部から続く歴史があるので、ジョジョ特有の演出方法や見せ方を研究し、その上で新たなジョジョを見せるべく話し合いながら進めているとのこと。
また監督らはイタリアへロケハンに行っており、ベネチアではどれが原作に近いトイレなのか調べたり、ナポリでは治安の悪さを肌で感じたりしたそうです。
制作については、3話のアフレコまで終了済みであることが明かされました。ジョルノ役の小野さんは、序盤ということでモノローグも多いのですが、まるでそこもセリフのようで「ああ、ジョジョをやってる!」という感覚があるとのこと。
中村さんは、ブチャラティの中にある正義に対してぶれないところ、クールに見えるけれど熱いところをいかに表現として散らばらせるか、原作の前半と後半で変化があるのでその落差に向けても工夫を行っていると語ってくれました。
◆好きなキャラクター
小野:
もともとジョルノは好きですが、担当させていただくことでもっと思い入れが強くなることを確信しています。5部で好きなのはペッシとプロシュート。戦闘もキャラクターも好きなので楽しみです。
中村:
空条承太郎は好きですね、なにはなくとも主人公、ジョジョを代表する特別なキャラクターですから。僕としては第5部が特に好きで、ブチャラティが一番好きなキャラクターでした。たまたま演じる機会をいただきましたが、だからではなく、マンガを読んだときから行動原理などに憧れを抱きました。最後まで読んで印象に残ったのはアバッキオの……昔の話のところです(笑)。アバッキオがどういう人物か凝縮されているので、テレビアニメではどういう場面になるのか、演じる諏訪部さんがどういうお芝居をしてくるのか、楽しみです。
木村:
僕もペッシとプロシュートが好きです。第5部の特徴として、敵のエピソードが多く、感情移入してしまうところがありました。
髙橋:
エピソードごとに作業をしていて、ホルマジオ戦をしているのでちょっと感情移入している部分があります。ナランチャも好きで、キレて敵を倒していくところは演出していて楽しいです。
◆歴代ジョジョを演じたキャストからの電報&津田総監督からの手紙
歴代の主人公を演じた興津和幸さん、杉田智和さん、小野大輔さん、小野友樹さんからはお祝いの電報が届いていました。ジョルノを小野賢章さんが演じることで「小野」が3連続となるため、興津さんは「いつの間にか小野一族の物語になっていることにも奇妙な因縁を感じずにはいられません」とコメント。杉田さんは「小野智和です」と名乗りました。
また、LAで開催されているアニメエキスポ参加のため本日は欠席となった津田尚克総監督からも手紙が寄せられました。津田総監督によれば「ジョジョを鑑賞して、『そうだ、イタリア行こう』と思っても大丈夫です。聖地巡礼しやすいように忖度してみました」とのこと。
さらに、原作者である荒木飛呂彦さんからも、社会的に居場所のないギャングチームの成長と悲しみを見て欲しいとの映像コメントが寄せられました。
監督らによれば「黄金の風」はエピソードを削ることなくアニメ化したとのことなので、2018年10月からの放送を楽しみにしてください。
フォトセッションで、6人のパネルと並んだ小野賢章さん&中村悠一さん。次にイベントがあるときには、ぜひメインキャラクター6名が揃ったところを見てみたいものです。

・スタッフ
原作:荒木飛呂彦(集英社ジャンプ コミックス刊)
総監督:津田尚克
監督:木村泰大・髙橋秀弥
シリーズ構成:小林靖子
キャラクターデザイン:岸田隆宏
総作画監督:石本峻一
スタンドデザイン・アクション作画監督:片山貴仁
プロップデザイン:宝谷幸稔
美術設定:滝れーき・長澤順子・青木薫
色彩設計:佐藤裕子
美術監督:吉原俊一郎・加藤恵
撮影監督:山田和弘
編集:廣瀬清志
音響監督:岩浪美和
音楽:菅野祐悟
アニメーション制作:david production
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
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