大晦日に24時間全話一挙放送が待つ「ジョジョの奇妙な冒険」第5回プレミア上映会レポート
2015年1月からの「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編」放送開始に合わせて、2014年6月から9月にかけて開催された「プレミア上映会」が復活しました。第5回の会場はTOHOシネマズ天神で、ゲストとして花京院典明役の平川大輔さんが登場しました。
TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』公式サイト
http://jojo-animation.com/
TOHOシネマズ天神には本館とソラリア館があり、ソラリア館は「ソラリアプラザ」の中にあります。
エスカレーターで7階まで上がるとこの通り。
イベントの司会はアニメライターの小林治さんが務めました。ゲストの平川さんはプレミア上映会には第3回の大阪に続いて2度目の参加。
今回はまず、第19話と第20話の「デス13」戦が「“ゴゴゴゴゴッ”立体音響」で上映されました。平川さん演じる花京院がメインの話ですが、同時に、誰も花京院のことを信じてくれないのでほぼ1人での戦いを強いられる話でもあります。
サウジアラビアの砂漠を横断するべく飛行機をチャーターした一行は、成り行きで赤ん坊を預かることに。
移動中、眠りに落ちた花京院とポルナレフは同じ遊園地にいる夢を見ます。これは、前夜に花京院が見ていた悪夢の舞台と同じ。
「デス13」の能力によるものですが、眠りから覚めると夢の中のことを忘れてしまうため、窮地からギリギリ逃れて目覚めても防ぐ手立てがありません。
そんな中、夢の中の自分が残したヒントから、同行している赤ん坊・マニッシュボーイがスタンド使いなのではないか?と疑い始める花京院。当然のことながら「赤ん坊がスタンド使い」などということは誰にも信じてもらえず、むしろ「いよいよ花京院はダメなのかもしれない」と思われてしまう始末……。
その夜、全員が眠りに落ちていよいよデス13によって全滅か、というピンチを救った人こそ、ダメになったかとみんなが思っていた花京院でした。
ピンチを乗り越えて朝を迎えると、デス13のことを覚えているのは花京院だけ。マニッシュボーイには花京院からきつーいお仕置きが待っていました……。
上映後はトークゲストとしてディレクターの津田尚克さん、david productionのプロデューサー・笠間寿高さんを加えて、第19話・第20話を中心に話が盛り上がりました。お話としては第18話のザ・サンとの対決がかなりコメディチックになったため、笠間プロデューサーはデス13戦は「思いっきりホラーでやってやろう」と決めていたそうで、それが第19話冒頭の不気味な赤ん坊の泣き声などに反映されています。
「ジョジョの奇妙な冒険」では、戦いの「ここぞ」という所で色使いが変わる演出が行われていますが、この遊園地はそれ以外でもかなり派手な彩色だったため、津田さんは「いかに魅せるか」ということにかなり苦しんだそうです。
一方で、みんなの興味は花京院の服装へ。あのパジャマはホテル備え付けのものなのか、それともいつも持っている学生カバンにきれいに畳んで入れられていたものなのか、砂漠を旅しているのに長袖の学ランのままなのか、などなどツッコミが入りまくりましたが、プールで日光浴をしていた時ですら学生服だった花京院のことなので、「学生は学生らしく!ですよ」と平川さんが見事に花京院らしくまとめていました。
デス13戦の見所の1つは、大谷育江さんが試行錯誤したという「ラリホー」。言い方にもいろいろあって、花京院にも「ラリホー」が1回あるので、平川さんはいかに花京院の「ラリホー」にするかかなり悩んだそうですが、その甲斐あって、津田さんには「グッドラリホーでした」と好評でした。作り手としては、こうした声優さんの演技から「なるほど、こんな感じになるのか」と刺激を受けることもあるとのこと。
そして、2015年1月からは後半2クールの戦い「エジプト編」がスタートするということで、会場では一足早く最新ティザーが上映されました。現在はYouTubeでも公開されていて見ることができます。
TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』エジプト編ティザーPV - YouTube
このエジプト編からは福圓美里さん演じるイギーが一行に加わります。音響監督の岩浪美和さんは小型犬が大好きなので「こんな感じで鳴くんだよ」と実演を交えつつ演技指導を行っているそうで、福圓さんがいい感じに「ぶちゃいく」なイギーを演じてくれているとのこと。アフレコ現場においても、これまでは男ばかりだったため、華やかになったと好評だそうです。
ティザームービー公開の流れで告知が行われ、小野大輔さんがパーソナリティを務める「オラオラジオ」のラジオCD第1巻が発売中であること、BD・DVDの第6巻が発売になること、10月に行われたイベント「Walk Like Crusaders」のイベントDVDが2015年3月25日(水)に発売されること、スマートフォン向けゲーム「スターダストシューターズ」では12月からログインした人全員にSR花京院典明がプレゼントされること、さらにセブンイレブンで「1番くじプリントキャラマイド」の展開がスタートすることなどが発表されました。
BD・DVD第6巻には100P越えの原画集が同梱されることになっていますが、原画集を見た平川さんいわく、内容は「ノホホのホ~!」というほどのものだとのこと。
さらに、大晦日にはアニマックスで、「ジョジョの奇妙な冒険」の第1部から第3部第1期までの全話の一挙放送が決定。これは12月31日(水)0時(30日24時)から31日24時までの24時間ぶっ続けで行われるもので、平川さんが「ゆくジョジョくるジョジョ」と表現していました。
このあとは、実は立体音響での上映は初だという第1話の上映が行われました。
「悪霊が取り憑いた」と言って留置場から出ようとしない承太郎を連れ出すため、ジョセフが来日。
ジョセフが連れてきたのは承太郎のいう「悪霊」ことスタンドを使う男、アヴドゥル。
アヴドゥルからスタンド攻撃を受け、それまでは腕しか出てこなかった承太郎のスタンドがはっきりと姿を見せます。
留置場から出た承太郎に、スタンド発現のきっかけはこの男・DIOの復活にあると告げるジョセフ。
改めて第1話を見ると、承太郎がジョセフのことを「おじいちゃん」と呼んでいたのに、あっという間に「じじい」呼ばわりにまで変化していたりすることに気付かされます。
「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編」は現在もスタッフの方々が鋭意作業中。エジプトで繰り広げられる、さらに熾烈なバトルがどのようにアニメ化されるのか、あと1カ月とちょっとで放送が始まるのでお楽しみに。
©荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SC製作委員会
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