4クール(1年間)放送が発表された「ジョジョの奇妙な冒険」プレミア上映会レポート
2014年4月から放送されているテレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」のプレミア上映会が、20日にお台場シネマメディアージュで開催されました。上映会では、これまでに放送されたエピソードのうち第2話・第5話と、テレビ放送に先駆ける形で第12話「女帝(エンプレス)」の上映が行われ、その合間には空条承太郎役の小野大輔さん、ディレクターの津田尚克さんによるトークが行われました。
TVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」プレミア上映会開催緊急決定!! -TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』公式サイト-
http://jojo-animation.com/news/index00410000.html
上映会のうち、トークの一部分はUstreamでの配信も行われました。
ジョジョの奇妙な冒険 プレミア上映会
http://www.ustream.tv/channel/jojo-premium-animation
イベントは小野さんが出演するということもあってか女性のお客さんの数が非常に多く、小野さんが登壇すると歓声が沸き起こりました。これに応えるかのように、小野さんは承太郎がOPで行っているのと同じポーズを取り、さらに「やかましい!うっとおしいぞこのアマ!」と承太郎のセリフを披露。
今回、キメキメの格好で登壇した小野さん。楽屋で「承太郎というよりジョナサンっぽい」とつっこまれたらしく、ジョナサン、ジョルノ、承太郎などのジョジョ立ちを続けて披露してくれました。
小林治さんと小野さんによるトークに続けて上映されたのは第2話と第5話。大のジョジョファンでもある小野さんは「第2話は筋張ったメロン」「第5話はホレホレラッシュ」とその見所を端的に紹介しました。
第2話は承太郎と花京院が学校でバトルする回。
そして第5話は香港でのアヴドゥルvsポルナレフ。
上映後、Ustream配信も行われた中間トークコーナーが行われました。このコーナーからディレクターの津田尚克さんも参加。
6月24日から始まるというジョージア エメラルドマウンテン・エメラルドマウンテン キレの微糖とのコラボ缶を見て「もったいなくて飲めない……いいや、飲むね!」と小野さん。とにかくサービスしまくりです。
今回上映された第2話・第5話はテレビ向けの2chではなく2.1chのものだとのことで、「ゴゴゴゴゴ」の書き文字が出るようなシーンでは低音がズッシリ響いてきました。その書き文字に代表されるように、荒木飛呂彦さんの原作マンガを可能な限り忠実に再現しているアニメ版は、作り手のこだわりも相当なもので、「ここはこうなんじゃないか?」とマンガを確認しながら制作が進められているのだそうです。
マンガなら1方向から描かれているものもアニメでは360度必要になってくるので、例えば第2話に出てくる「ブス!」「ペチャパイ!」の言い合いをしている変わった髪型の女の子についても「こうかな?」と、徹底的に荒木ワールドを再現。また、スタープラチナがハイエロファントグリーンを殴るところでは、原作にはない「指を1つずつ折って握り拳を作り、それで殴る」というシーンがありましたが、これは第1話でスタープラチナはアヴドゥルのマジシャンズレッドを殴り損ねているので、「スタープラチナとして1発目のとどめを」と力を込めて描かれたものだったとのこと。
キャスティング面では、敵側にも名前を聞いてわかるような豪華声優陣が揃っていますが、これは原作のアーティスティックな部分が実写と通ずる部分があると考えて、洋画吹替のようなキャスティングにしているから。まだ出てきていないここからの敵のキャストもかなり期待が持てます。
このイベントでは、ウェブラジオ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース オラオラジオ」が7月4日(金)に開始することが解禁となりました。まだ第1回は録っていないので「今からでもぜひメールを送って欲しい」とのこと。
音泉 | ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース オラオラジオ!
http://www.onsen.ag/program/jojo/index.html
さらにこれに続いて、「今の段階で原作の34話まで来たけれど、原作は全152話もある。どうしますか?」という疑問に対して津田ディレクターから「4クール(あります」と、1年間放送される作品であることも明かされました。小野さんによると、今の時点でのアフレコは2クール目の佳境に入ったところで、デス13役のキャストを知った花京院役・平川大輔さんはかなりテンションが上がっていたそうです。もちろん、原作に出てくるスタンドはすべて登場することになります。
Ust中継中にもポーズを取ってくれた小野さん。
中継の終了後、第12話「女帝(エンプレス)」の先行上映が行われ、その終盤近くのポルナレフの衝撃的な姿に客席からは笑いが巻き起こっていました。
ジョジョ好きが周囲に増えてきてニヤニヤの止まらない小野さんは最後に「これからもジョジョを愛して下さい。そして、次の世代へとジョジョ愛を受け継いでいきましょう」と、何世代にもわたるジョジョの物語らしい言葉でイベントを締めくくりました。ちなみに、イベントは今回限りのものではなく、また開催される予定があるとのこと。スケジュールは公式サイトで公開されることになるので、今回は行けなかったけれど次回こそはという人、生で小野さんのジョジョ立ちが見たいという人は、公式Twitterアカウントや公式サイトをチェックして下さい。
・追記
7月31日に開催された第2回プレミア上映会はこんな感じでした。
「ジョジョの奇妙な冒険」は分割4クール・9月で区切り、第2回プレミア上映会レポート - GIGAZINE
©荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SC製作委員会
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