取材

貴様、見ているな!「ジョジョの奇妙な冒険」第6回プレミア上映会レポート


2015年1月開始のテレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編」の第1話・第2話(通算第25話・第26話)の先行上映を含むプレミア上映会が、1月9日(金)にTOHOシネマズ日劇で開催されました。

第6回 TVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」プレミア上映会 東京有楽町(TOHOシネマズ 日劇)にて開催決定! -TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』公式サイト-
http://jojo-animation.com/news/index00880000.html

「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」プレミア上映会USTREAM中継サイト
http://www.ustream.tv/channel/jojo-premium-animation

MCはアニメライターの小林治さん、出演者は空条承太郎役の小野大輔さんと、大森啓幸プロデューサー。


登壇直後、「ジョジョ~!!」とお客さんから歓声が上がり、「うっとおしいぞ、このアマ!」と小野さんが応える場面も。


今回の上映会が行われたTOHOシネマズ日劇は、上映会が行われた劇場の中では最大の場所・スクリーンであり、お客さんの数も過去最大。それもあってか、イベントは冒頭のトークからUstreamでの配信が行われました。

承太郎役をやる前から熱心なジョジョファンの小野さんは、近ごろはそのジョジョ愛が燃え上がりすぎているのか、他の現場に行ったときに自分が声を張りすぎているのではないか、小さな「あ」などを意識しすぎているのではないか、と気になっている様子。しかし、その愛の強さが「ジョジョ健康法」となり、風邪も引かなかったとのこと。


今回上映されるのは、1月9日(金)から放送の始まる後半戦「エジプト編」。となると、話題の中心はエジプト編から加わるイギーに。

イギー役を担当するのは福圓美里さんで、2014年10月に行われたイベントでキャスト発表が行われました。福圓さんは、ジョジョファンである小野さんやアヴドゥル役の三宅健太さんに「イギーがいる」と思わせるほどの演技。そこには、自身が小型犬好きだという音響監督・岩浪美和さんのこだわりも反映されているのだとか。

Ustreamで配信されたのはエピソード上映の前まで。配信向けとして、小野さんは最後にDIOの「貴様、見ているな」を披露。


上映された25話・26話は「『愚者(ザ・フール)』のイギーと『ゲブ神』のンドゥール その1・その2」という、イギーの登場エピソード。

DIOのいるカイロを目指して旅を続ける一行の前に現れたのは、スピードワゴン財団のヘリコプター。


運ばれてきたのが助っ人のイギー。わがままなイギーに、ポルナレフをはじめ一行は手を焼くことになりますが……


これでもれっきとした「愚者(ザ・フール)」のスタンド使い。


そんな一行を狙うのがンドゥール。承太郎役の小野さんが、その戦いへの「覚悟」に、さらに演者さんの力が加わったものを感じて、これは勝てないのではないかと思ったほど。どんな戦いが繰り広げられるのかは本編を見てのお楽しみ。


ちなみに、すでにオープニング曲はタイトルが「ジョジョ その血の記憶~end of THE WORLD~」で、田中公平さん作曲、藤林聖子さん作詞ということが発表されていますが、「ぜひリアルタイムで感じて欲しい」ということで、エンディングともとも上映会ではカットされました。第1部オープニングの「ジョジョ~その血の運命~」を連想させるタイトルですが、どんな曲なのか、そして誰が歌っているのか……。

実は小野さんも第25話・第26話の本編を見るのは初めてだったということで、改めてイギー役・福圓さんの演技を絶賛。また、DIO役の子安武人さんからは、会うたびに「まだ?」と言われていることを明かしてくれました。その上で、この作品はキャストやスタッフだけではなく、一緒に見ているお客さんと一緒に旅する「総力戦」なので、「おれが裁くじゃない、おれたちが裁く!」と承太郎の決めぜりふを改変してキメてくれました。


なお、「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」は旅がテーマの作品ということで、プレミア上映会はこれからも継続する予定だそうで、小野さんは行き先の希望地に「仙台・杜王町」を挙げました。また情報は公式サイトや公式Twitterで公開されるので、行くことを考えている人はチェックして下さい。

エジプト編が始まるにあたって行われたメインキャスト陣への質疑応答の内容は以下の通り。

Q:
「エジプト編」がこれから始まるにあたり、楽しみにしているところについてお話ください。

空条承太郎役 小野大輔さん(以下、小野):
これまで以上に苛烈な戦いに身を投じなければなりません。これまでに培ってきた絆でそれを乗り越えることが楽しみですね。

ジョセフ・ジョースター役 石塚運昇さん(以下、石塚):
やはりDIOとの戦いですね。旅の全てはこの戦いのためにあるわけですから愛する娘のために頑張ります。

モハメド・アヴドゥル役 三宅健太さん(以下、三宅):
新しい仲間との旅も楽しみですし、さらなる強敵の登場も楽しみですし、アニメならではのシーンもどうなるのか非常に楽しみです。個人的に楽しみなことばかりです!

花京院典明役 平川大輔さん(以下、平川):
エジプトで待ち構えている新たな刺客との戦い、さらに、DIOとの最終決戦がアニメでどのように表現されるのか。そしてやっぱり、新しく旅の仲間に加わるイギーの活躍がどう描かれていくのかが非常に楽しみです。

ジャン・ピエール・ポルナレフ役 小松史法さん(以下、小松):
エジプト上陸前よりDIOの刺客たちの戦術がよりトリッキーになっていくので、アニメでどこまで再現されていくのか、とても楽しみです!

Q:
「エジプト編」でこだわっていきたいポイントについてお話ください。

小野:
ここからさらにスタンドが多様化していきます。新鮮な驚きと、未知の敵に立ち向かう勇気を忘れないようにしたいです。

石塚:
私自身としてはオヤジギャグを連発してほしいところですが無理でしょうね。でも笑いは狙います。

三宅:
エジプト入りを果たしたという事は、『DIOのテリトリーに侵入した』ということなので、より緊張感や焦燥感が増してくるかと思います。その辺りの表現をよりこだわって、アヴドゥルを演じていきたいな…と。

平川:
これまで以上にキャストやスタッフの皆様とのチームワークを深めていき、さらに熱く、さらに勢いのある作品をお届けできるように、1シーン、セリフ1つ、アドリブ1つまで全神経を集中して臨みたいと思っています。

小松:
ポルナレフの心の成長部分を見せられたらいいなぁなんて思っています。前半とはまた違った心の持ちようを
演じることができたらと思っています。コメディーだけじゃないぞ、ってね。

Q:
ご自身が考えるTVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」の魅力についてお話ください。

小野:
誰しもが共感し、共鳴できる人間讃歌だということ。だからこそ、文字どおり奇妙な物語ですが、共に旅をしている感覚になれるのです。

石塚:
旅仲間との友情でしょうか。苦しいときにお互いを助け合う。今の時代ありそうでないのがストライクな感情じゃ~ないでしょうか。

三宅:
作画、音楽のクオリティーが素晴らしいと思います。他の作品とは異なるエネルギーを出しているのではないでしょうか。原作の世界観と、アニメスタッフによる映像の融合は本当に魅力たっぷりです!たくさんの人に見て欲しい!

平川:
「ジョジョ」に触れてまだ間もない僕が言わせて頂くのは大変おこがましいのですが、この作品は一度読んでみると「理屈じゃない!ただただ面白い!」と思ってしまうのです。その「引力」が最大の魅力なのではないかと思います。

小松:
『ジョジョ愛』が凄まじい事でしょうか。演者はもちろん、スタッフの皆様の『ジョジョ愛』が爆発しまくっているので、テレビを通しても凄まじい熱量が消える事無く迫力ある作品として伝わっているのではないかと思います。

Q:
意気込みとメッセージをお願いします。

小野:
新たな仲間と共に、新たな敵に立ち向かいます。変わらない情熱と、より大きな声量で。『行くぞ!』

石塚:
数々のスタンド使い達とこれから戦いますが、ぜひ応援してください。後半も暴れまくります、会話も含めて。

三宅:
思い切り楽しんで演じていきたいと思っていますので、見てくださる皆さんも、思いっ切り楽しんで頂けたら嬉しいです。今後、何年、何十年と「あのアニメは最高に面白かった!」と思われるような作品になったらいいなと思っております!

平川:
これからクライマックスに向けて、一人でも多くの皆様に、作品の面白さでより「くるい悶えて」頂けるよう、全身全霊で取り組んでいきたいと思います。これからも「ジョジョ」を応援、よろしくお願い致します!!

小松:
ついに『エジプト到達』です。さらに激しさを増して物語は進行していきます。お楽しみに!!

また、エジプト編から仲間に加わったイギー役・福圓美里さんには以下の質問が行われました。

Q:
ジョジョとの出会いについて教えていただけますでしょうか。

福圓美里(以下、福圓):
もちろん大人気作品なのは知っていましたし、断片的に読んだことはありましたが、イギー役に決まってから改めてちゃんと読みました。オーディションを受けるとき、受かったときのマネージャーの反応がとても熱かったので、すごい作品なのだなあと思っておりましたが、読んでみて納得しました。

Q:
第1回のアフレコを終えてみて率直な感想をお知らせください。

福圓:
熱い!画面で観ていたときも熱かったけど、やはりそれ以上でした!のど飴や声を癒すスプレーなど、みんな何かしら持ってるから必要なら言ってねと言われて、???と思いましたが、収録後に理解しました(笑) でもみなさんとても素敵で、イギーのことも不細工不細工言いながらも愛してくれているので、とても演りやすい現場です。

Q:
キャスト決定を福圓さんが聞いたのはいつですか?またその時の気持ちを教えてください。

福圓:
男性になるだろうと思っていたので、本当に記念受験のつもりで受けたので、とてもびっくりしました。イギー好きな方に会うことも多く、嬉しい反面、みなさんのご期待に答えられるか緊張もしています。

Q:
前半をご覧になっていましたか?ご覧になっていたらその印象と、ご自身が考える作品の魅力を教えてください。

福圓:
息をつかせぬ展開と、予想もつかない敵の倒し方、そしてどんなスタンドが出てくるのか!?というドキドキ感がやはり最高の魅力だと思います。一切媚びず、筋肉ムキムキの男性たちが熱く闘う様はとても格好いいです!アニメの印象は、とにかく原作と原作ファンの方を大切に、キャストスタッフ陣も最高にジョジョの世界観を楽しんで作っているのが伝わってきて嬉しかったです。

Q:
承太郎一行を演じる皆さんから、アドバイス等何か言われていることはありますか?

福圓:
声はひそめない、擬音はそのまま(笑) さっそく実行しています。犬で擬音を言うのは難しいです。ジョジョを愛してやまない小野さんと三宅さんに「イギーだあ!」と喜んでもらえたのが一番嬉しかったかもです(笑)

Q:
「エジプト編」がこれから始まるにあたり、楽しみにしているところをお話ください。

福圓:
いろんな敵をどなたがどのように演じられるのか、それがとっても楽しみです。

Q:
「イギー」の印象と、演じていく上でこだわっていきたいポイントについてお話ください。

福圓:
ボストンテリアらしく、低音で可愛くなく演じております。食えないけど、生意気だけど、芯が通っていてポリシーがある、そこを大切に演じていきたいです。キャラクターデザインの変化とともに、段々人間っぽい表情も増えていくので、その境目をどのように演じるか今から模索しております。

Q:
意気込みとメッセージをお願いします。

福圓:
ジョジョとイギーと出会えてとても幸せです。大切に演じていきますので応援よろしくお願いします!

キャスト勢揃いの一枚。打倒DIOに向けての次なる戦いが始まります。


エジプト編のBD&DVD Vol.1は4月22日発売。各巻4話収録で全6巻、BDは税別9500円、DVDは税別5000円です。

◆放送情報
TOKYO MX1:1/9(金)から、毎週金曜日24時30分~
毎日放送:1/13(火)から、毎週火曜日27時00分~
CBCテレビ:1/14(水)から、毎週水曜日26時58分~
RKB毎日放送:1/13(火)から、毎週火曜日26時8分~
東北放送:1/13(火)から、毎週火曜日25時48分~
BS11:1/16(金)から、毎週金曜日24時30分~
アニマックス:1/17(土)から、毎週土曜日20時00分~
※放送日時は予告なく変更となる場合がございます。

・メインスタッフ
原作:荒木飛呂彦(集英社ジャンプ・コミックス刊)
ディレクター:津田尚克
シリーズディレクター:鈴木健一
チーフ演出:加藤敏幸
シリーズ構成:小林靖子
キャラクターデザイン:小美野雅彦
スタンドデザイン・アクション作画監督:光田史亮
アクション作画監督:三室健太
スタンドデザイン・サブキャラクターデザイン:町田真一
プロップデザイン:宝谷幸稔、杉山了蔵
美術設定:青木薫、ソエジマヤスフミ
色彩設計:佐藤裕子
美術監督:吉原俊一郎
撮影監督:山田和弘
3DCGIディレクター:檜垣賢一
編集:廣瀬清志
音響監督:岩浪美和
音楽:菅野祐悟
アニメーション制作:david production
公式ページ:jojo-animation.com
公式Twitter:@anime_jojo

・キャスト
空条承太郎:小野大輔
ジョセフ・ジョースター:石塚運昇
モハメド・アヴドゥル:三宅健太
花京院典明:平川大輔
ジャン・ピエール・ポルナレフ:小松史法
イギー:福圓美里
DIO:子安武人

©荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SC製作委員会

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in 取材,   マンガ,   アニメ, Posted by logc_nt

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