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世界最大級の写真コミュニティ「500px」がクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの取り扱いを停止

by TilarX

世界的に有名なオンライン写真コミュニティ「500px」で、ユーザーが自身の写真にクリエイティブ・コモンズのライセンスを付与することができなくなり、またクリエイティブ・コモンズのライセンス下にある画像を検索してダウンロードすることができなくなりました。

Marketplace Transition: Contributor FAQ – 500px Support Center
https://support.500px.com/hc/en-us/articles/360005097533


500px will no longer allow photographers to license their photos under Creative Commons - The Verge
https://www.theverge.com/2018/7/1/17521456/500px-marketplace-creative-commons-getty-images-visual-china-group-photography-open-access


500pxは2009年に創立されたオンライン写真コミュニティで、ユーザーは自分の作品を公開したり、他の写真家と交流することができます。また、500pxマーケットプレイスを利用することで自分の写真を販売することも可能となっていました。2018年2月には500pxは中国最大のメディア代理店であるVisual China Group(VCG)に買収され、同年5月に500pxは世界最大手の写真代理店であるGetty Imagesと独占的な国際流通パートナーシップを締結しました。


500pxによると、「マーケットプレイスの収益モデルは思ったよりもうまく機能していなかった」とのことで、新しい収益モデルに切り替えると共に、2018年6月30日をもって500pxマーケットプレイスは閉鎖され、これまで公開されてきた画像の一部はGetty ImagesとVCGのメディアライブラリとして扱われることが2018年6月26日に発表されました。Getty ImagesとVCGのライブラリに追加されなかった画像は公開が中止され、ユーザーが自分の写真・画像に自由に値段をつけることができなくなりました。

そして、ユーザーが写真を公開するときにクリエイティブ・コモンズのライセンスを付与することができなくなったことが500pxのサポートで発表されました。クリエイティブ・コモンズは、個人のクリエイターが、再利用や共有をふまえた上で自由に著作物を世界に発信できるようになることを目指したライセンスです。500pxは、写真のアップロードでクリエイティブ・コモンズのライセンスを設定できる機能を排除した上、これまで公開されていたクリエイティブ・コモンズライセンスの写真へのアクセスやダウンロード機能も削除しました。

by Timothy Vollmer

ただし、著作物の複数回使用が可能なロイヤリティ・フリーで作品を公開したい場合は、アップロード時にロイヤリティフリーの500pxライセンスオプションを選択すれば、Getty ImagesやVCGを通じて画像が配信されるとのこと。また、500pxの広報担当はThe Vergeの取材に対して「クリエイティブ・コモンズのライセンス付与を500pxのプラットフォームに戻すことは将来的にはあるかもしれない」と回答しています。

なお、2016年に会社を去った500pxの共同創設者エフゲニー・チェボタレフ氏はTwitterで「クリエイティブ・コモンズは企業の成長とオープンなウェブを支えるためには必要不可欠だ」とコメントしています。

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in ネットサービス, Posted by log1i_yk