スプラッターホラーの原点ともいえる名作ホラー映画「ハロウィン」の新作映画予告編が公開中
ハロウィンの夜に起きた惨劇を描いたジョン・カーペンター監督のホラー映画「ハロウィン」は、「13日の金曜日」「エルム街の悪夢」など、殺人鬼が暴れ回るスプラッター映画の原点の1つといわれています。1978年に公開された「ハロウィン」とその続編「ハロウィンII」から40年後を描く新作映画「ハロウィン」の予告編が公開されています。監督はデヴィッド・ゴードン・グリーンで、1978年版でローリー・ストロードを演じたジェイミー・リー・カーティスが同役で出演します。
Halloween - Official Trailer (HD) - YouTube
監視が厳重な精神病院
ジャーナリストが手にする資料に写っている肉切り包丁は、かつて殺人鬼・ブギーマンとして恐れられたマイケル・マイヤーズが使っていた凶器です。
マイケルはわずか6歳で実の姉であるジュディスを肉切り包丁で殺害し、精神病棟の閉鎖病棟に収容されていましたが、1978年に脱走。同年ハロウィンの夜に、ニュージャージー州ハドンフィールドの住人たちを惨殺するという事件を起こします。
資料に描かれている男性は精神科医のサム・ルーミス。ルーミス医師は理性や善悪の判断ができないマイケルを危険な存在と認識し、マイケルが精神病院を脱走しても執念で追い続けた人物です。
ジャーナリストが、精神病院の運動場に立つ一人の男に「マイケル、君に見せたいものがあるんだ」と声をかけます。
ジャーナリストがカバンから取り出したのは、かつてマイケルがハドンフィールドの住人を襲っていた時にかぶっていたブギーマンのマスク。異様な雰囲気を感じ取ったのか、まわりにいた患者や警備犬が突然騒ぎ出します。
2018年のハドンフィールドの街。仮装をした子供達が楽しそうに走り回っています。
40年前の惨劇の記憶はすっかり薄くなってしまったのでしょうか。
しかし、「ハロウィン」「ハロウィンII」でマイケルから命を狙われたローリー(演:ジェイミー・リー・カーティス)は、40年が経過した今でもマイケルのことを決して忘れてはいませんでした。
57歳という年ながら、ローリーはマイケルが再び襲いかかっても迎え撃つ心づもりのようです。
一方その頃、ハドンフィールドにある売店で、誰もいない様子を不思議に思った男性が声をかけます。
店の奥には、大量の血を流して倒れている人の姿。その傍らには凶器らしきハンマーが落ちています。
女性がトイレの個室に入っていると、誰かが入ってきました。女性は「すみません、誰かいるんですか?」と声を上げますが、返事はありません。
男が個室のドアの上から手を伸ばして、何かをパラパラとまきます。
床に落ちたそれをよく見ると、血まみれの歯でした。
男が血に染まった手で個室のドアをひっつかんで力任せに開けようとします。
そしてドアはこじ開けられ、女性はトイレの個室からずるずると引きづられて、どこかへ連れ去られます。
ゆっくりとマスクをかぶるマイケル。40年前にハドンフィールドで惨劇を繰り広げた殺人鬼・ブギーマンがついに帰ってきてしまいました。シリーズおなじみの「ハロウィンのテーマ」が流れます。
「あいつは今夜やってくる。私を探しているんだわ」とローリーがついにマイケルの復活に気付きます。
マイケルが肉切り包丁を右手に構え、街を歩いています。
マイケルがこのハドンフィールドの街へ戻ってきていると確信したローリーは「出て行って!家に帰りなさい!」と叫び、街の子どもたちは慌てて家へ帰ります。
しかし、ローリーが振り返ると、既に家の中にはマイケルの姿がありました。
ショットガンを構えて、マイケルの名を呼びながら迎え撃つ準備をするローリー
マイケルは一言も話すことなく、ただひたすらにローリーを追いかけ続けます。
ナイフを片手に、マイケルへ襲いかかるローリー
マイケルは、ローリーの必死の反撃を受け止めます。
ベッドで寝ている男の子から「クローゼットが開きっぱなしで眠れない」と言われ、クローゼットの扉を閉めようとする女の子。しかし、何かが引っかかってうまく閉まりません。
頼んだ男の子も体を起こして、不思議そうな表情。
引っかかっているものを確かめようとクローゼットの扉を開けると、中にはナイフを振りかざしたマイケルが……。
「ハロウィン」は、アメリカでは2018年10月19日に公開されます。日本での劇場公開は記事作成時点では未定です。
Halloween (2018) | Movie Site | In Theaters October 19
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