飛び上がるほど恐ろしいシーンを40本の映画から集めた「This Supercut Will Make You Jump」
映画の中には、スクリーン中の出来事だとわかっていても、体がビクッとなったり、あるいは飛び上がりそうになるほど恐怖を感じるシーンが含まれていることがあります。そんな恐怖のワンシーンを選りすぐりの40作品から集めてきた映像が、YouTubeで公開されています。
This Supercut Will Make You Jump (40 Greatest Movie Jump Scares) - YouTube
開始前に「部屋の電気を消して、ヘッドホンをつけて、この映像をフルスクリーンにして……グッドラック」というメッセージが挿入されていますが、「怖いものを見るぞ」と身構えると肩すかしになるかもしれないので、リラックスして見てください。
いったいどんな作品からどのシーンが抜粋されたのかは以下の通り。映像を初めて見たときのドキドキ感を楽しみたいという人はこれ以降の文章を読む前にムービーを見てください。なお、表記はいずれも邦題を使用していて、作品名の後ろの数字は日本での公開年を示しています。
看護師が夜回りに出ようとすると……。
1作品目は「エクソシスト3」(1990)。原作者のウィリアム・ピーター・ブラッティが「エクソシスト2」に不満を抱き、1作目に登場したキンダーマン警部を主人公とした続編を書いて自ら映画化したという、「エクソシスト」の正統な続編です。
盗まれた自転車を探してテキサスを目指すピーウィー、その移動のさなか……。
確かに「びっくり」ではあるもののホラーとはちょっと違うこの作品はティム・バートン監督作品「ピーウィーの大冒険」。日本では劇場未公開。作中にゴジラとキングギドラを無断で登場させたため、東宝に訴えられたことで知られています。ワーナー・ブラザースは東宝に対して使用料を支払いましたが、いくら支払ったかは公表されていません。
話をしていた女性が目線を上げると……
これは「インシディアス」(2011)。スリラー映画「ソウ」で知られる「監督:ジェームズ・ワン、脚本:リー・ワネル」のコンビによるホラー映画です。
暗い部屋の向こう側に、何かがいる……。
スペイン・カナダ合作映画「ママ」(2014)の1シーン。アンディ・ムスキエティ監督が、過去に発表した短編作品を長編にリメイクした作品で、「パシフィック・リム」で知られるギレルモ・デル・トロが製作総指揮。アメリカでは興行収入7000万ドル(約70億円)越えの作品で、日本ではBlu-ray・DVDの発売決定を記念して、2014年5月に1週間だけ劇場公開されました。
何かの襲撃を受けてパニック状態。
これは「エイリアン」(1979)。人気シリーズの第1作目で、監督はリドリー・スコット。ジェームズ・キャメロンが監督した「エイリアン2」以降、アクション映画としての面が強くなっていきますが、1作目は「SFホラー」でした。
暗い倉庫の中のようなところを探索していると……。
スペイン映画「REC/レック」(2007)。ドキュメンタリー風のホラー映画です。
洞窟探索をしていた女性たちは、出口を閉ざされ、やがて仲間割れが発生し……。
これは2006年公開の「ディセント」。エンパイア誌の選ぶ2006年映画賞でベストホラー大賞を受賞しました。
何かに怯える女性、隣の席の男性を見ると……
「エミリー・ローズ」(2006)は、“悪魔に取り憑かれた女性”アンネリーゼ・ミシェルの事件をモチーフとした作品。ジャンルとしてはホラー・サスペンスなのですが、ここに出てくるようなシーンばかりで構成された映画ではないという点には注意が必要です。
ほぼ真っ暗な中、バットを構えて警戒しつつ進んでいくと……。
暗すぎて何が何だかよくわかりませんが、「ソウ」(2004)の一場面。謎の猟奇殺人鬼・ジグソウによって密室に閉じ込められた2人を軸に話が展開するサイコスリラー映画で、合計7作品制作されることになった人気シリーズの原点。
クローゼットの中に隠れた女性……
ホラー映画「ストレンジャーズ/戦慄の訪問者」(2009)。これも2005年に起きた実際の事件をモチーフにした作品だとのこと。
停電していたパークの電源を復活させ、ひと心地ついたところへ……。
これはホラー映画ではなく「ジュラシック・パーク」(1993)の一場面。
パニックに陥る一同を統率しようとするラッセル(サミュエル・L・ジャクソン)ですが……
高い知能を得たサメによって研究所が襲われる「ディープ・ブルー」(1999)から。
水中を探索していると……
「ジョーズ」(1975)から。人々を襲っているのが、巨大なホオジロザメだとわかる前後の重要なシーンです。
ボートに乗った、ちょっと放心状態のような女性……。
ホラー映画の人気シリーズの第1作目である「13日の金曜日」(1980)から。
以降も、以下のような作品が登場します。
怪しげな集団が出てくるのは「フッテージ」(2013)
「暗くなるまで待って」(1968)
「ハロウィン」(1979)
「パラノーマル・アクティビティ2」(2011)
「箪笥」(2004)
「シックス・センス」(1999)
「ポルターガイスト」(1982)
「キャンディマン」(1993)
「エルム街の悪夢」(1986)
「キャリー」(1977)
「THE JUON/呪怨」(2005)。日本映画「呪怨」のリメイク作品。
「ザ・リング」(2002)。日本映画「リング」のリメイク作品。
「ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間」(2001)
「セブン」(1996)
「スペル」(2009)
「サイン」(2002)
「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」(2012)
「マルホランド・ドライブ」(2002)
「エクトプラズム 怨霊の棲む家」(2010)
「スクリーム」(1997)
「永遠のこどもたち」(2008)
「死霊のはらわた」(1985)
「ダークナイト」(2008)
「TATARI タタリ」(2000)。1959年公開のホラー映画「地獄へつゞく部屋」のリメイク作品。
「死霊館」(2013)
そして最後は「狼男アメリカン」(1982)。明らかに抜けた雰囲気ですが、この作品だけホラー・コメディです。
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