デザイン

角のピースがなく永遠に遊べるジグソーパズル「the Infinity Puzzle」


ジグソーパズルといえば最初に四隅の角にあたるピースを見つけ、完成の絵柄とピースに描かれたわずかな絵を見比べて、少しずつ完成に近づけていくものだと考える人が多いはず。ところが、デザインスタジオのNervous Systemは角のピースがなく、永久につなげることが可能なジグソーパズル「the Infinity Puzzle」を開発しました。

the Infinity Puzzle: a new kind of jigsaw puzzle | Nervous System blog
https://n-e-r-v-o-u-s.com/blog/?p=7613

the Infinity Puzzleは継続的にタイルが連結されていくトポロジー的な考えに影響された、新しいジグソーパズルだとのこと。連続してピースを組み合わせていくことを目的にしているため、「角のピース」や「完成の形」といったものは存在せず、何千通りもの方法で組み立てることが可能です。


複数の組み立て方が存在するトリックパズルは、昔から熟練の職人によって作られる芸術性の高いパズルだったそうで、the Infinity Puzzleもパズルの遊び心を最大限に生かしたものになっています。結晶成長の数学的なモデルにもとづいてカットが計算されたパーツは、木製の板からレーザーカッターによって切り出されているとのこと。


オーソドックスなthe Infinity Puzzleはトーラスという円環状の面をもとに構成されており、どのパーツを動かそうがどこにハメようが、しっかりとハマるように設計されています。


the Infinity Puzzleは完成の絵柄が存在しませんが、色分けされた複数のパズルを組み合わせることで幾何学的なパターンを作ったり、自由にピースを動かしてさまざまな図形を作ったりすることが可能。


また、ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた銀河の写真が絵柄になっている「the Infinite Galaxy Puzzle」というパズルも製作されています。


美しい銀河を描き出すthe Infinite Galaxy Puzzleを組み立ててみるムービーを、以下から見ることができます。

the Infinity Puzzle


the Infinite Galaxy Puzzleには、幻想的な銀河の写真が描かれています。


特殊な形状をしたパーツは、絵柄に沿って組み合わせることで形を自由に変えることができます。


パズルに描かれた銀河の写真には、決まった端というものが存在していません。一度に銀河の全体を見渡すことは不可能で、銀河の全体を見たければパーツを右から左へ、もしくは左から右へ動かして行く必要があるとのこと。


全133ピースのthe Infinite Galaxy Puzzleはクラインの壺という、境界も裏表の区別も存在しない特殊な図面をもとにして作られています。


the Infinite Galaxy Puzzleに含まれるピースには、宇宙飛行士やスペースシャトル、人工衛星といった特殊なピースもある模様。


なお、the Infinity Puzzleは51ピースのセットが40ドル(約4400円)、色の違うパズルが2種類入った全102ピースのセットが75ドル(約8200円)。the Infinite Galaxy Puzzleが全133ピースで120ドル(約1万3000円)で購入可能です。送料は重量と配送先によって左右されるとのことで、日本へは重量が4ポンド(約1.8kg)までは36ドル50セント(約4000円)、それ以上の重量になると40ドル(約4400円)となっています。

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in 動画,   デザイン, Posted by log1h_ik

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