レビュー

段ボールの小さな家にNintendo Switchと3種類のブロックをぶっ挿してミニゲームや謎の生き物へちょっかいをかけることが可能な「おうちToy-Con」


Nintendo Switchの周辺機器を段ボールで作り、構造を理解し、実際に使って遊ぶという「Nintendo Labo」のVariety KitRobot Kitが2018年4月20日に発売されました。Variety Kitはピアノバイクつりを楽しめる専用Toy-Conが作れるキットなのですが、その中でも異彩を放つ「おうちToy-Con」を実際に組み立てて、いったいどんなものなのか遊んでみました。

あそぶ : おうち | Nintendo Labo | 任天堂
https://www.nintendo.co.jp/labo/play/house.html

おうちToy-Conがどういうキットなのかは公式にアップされた以下のムービーを見るとよくわかります。

LABO:おうち1 - YouTube


おうちToy-Conを組み立てるためには、家のアイコンが描かれている白枠の段ボールシート4枚を使用します。


全部で5ステップある組み立ての想定時間は120分から180分となっています。


まずは家本体。左右の壁と床にあたる部分には四角い穴が開いています。この穴はブロックを突き刺すためのもの。


家の構造はシンプルで、およそ15分ほどで完成。屋根の上の煙突部分には、IRカメラを搭載したJoy-Con(右)を装着できます。


続いて組み立てたのが「押す」ブロック。


支柱の四方にある「くの字」の段ボールはバネの役割を果たしていて、ボタンを押しても段ボールの弾性で戻ります。


ボタンの底部には再帰性反射テープを貼り付けます。ボタンを押すことで、反射テープを貼り付けた部分が飛び出し、Joy-Con(右)のIRカメラで認識できるという仕組みです。


次に組み立てたのは「回す」ブロック。ブロックにはハンドルがついていて回せるようになっています。また、側面にひとつあるこのツメは……


隙間に差し込みます。ツメの役割は固定ではなく、内部のシャフトに当たることでカチカチという音がなります。この仕組みはつりToy-Conのリールにもあったもので、「回す」という動作に音でフィードバックが得られるようになっています。


「回す」ブロックの底部にもテープを貼ります。小さなシールをたくさん貼る必要があるため、かなり細かい作業となります。テープを貼る位置が重要なので、ピンセットなどを使うと楽になりそう。


「ねじる」ブロックはゴムの弾力性を利用して、ねじったスイッチがちゃんと元に戻る仕組み。ブロックのシャフトに輪ゴムを通す作業が必要だったのですが、これがなかなか難しく、かなり苦戦しました。


なんとか輪ゴムを通すことに成功。


輪ゴムはブロックの内側にひっかけます。


試しにねじってみると、ちゃんとネジが戻ります。


ねじるブロックにもシールを貼り……


煙突にJoy-Con(右)を差し込み……


家にSwitch本体を装着すれば、おうちToy-Conの完成です。構造そのものはシンプルだったのですが、シールを貼ったり輪ゴムを通したりという細かい作業が多い印象。それでも、完成までにかかった時間はおよそ50分ほどと、想定時間よりもかなり早く組み立てられました。


3つのブロックの他に、ケーブルブロックも作成。2つの箱を青いヒモでつなぎます。


おうちToy-Conに開いているブロックを差し込む穴


実際にブロックを穴に差し込んでいろいろ遊んでみた様子を以下のムービーで見ることができます。

Nintendo Labo「おうちToy-Con」でブロックをいろいろつけて遊んでみた - YouTube


画面に映るのは正体不明の謎の生き物。


家を傾けると、謎の生き物がころころと転がります。


ブロックの種類や差し込む場所によって画面のなかで起こる効果も変わります。


例えば、左の壁に押すブロック、右の壁にねじるブロックを差し込むと、トロッコに乗った生き物を操作するミニゲームを遊ぶことができました。


ケーブルブロックをつなぐと壁や床にワープポータルができ、アイテムが吸い出されては吐き出されていきます。


また、任天堂が公式にアップロードしたムービーによると、複数のおうちToy-Conをケーブルブロックでつなぐと、生き物やアイテムを片方のSwitchからもう一方のSwitchへ移動させることも可能な模様です。

LABO:おうち4 - YouTube


実際に組み立てて遊んでみてわかったことは、「おうちToy-Conは他のToy-Conとはかなり毛色が違う」というものでした。家にブロックをさして反応を見たり、食べ物をあげて構ってあげたりすると、いちいち反応する生き物はかわいいもの。部屋の隅に置いて謎の生き物の様子をうかがったり、時折ブロックをさしてちょっかいをかけるという「電子ペット」のような楽しみ方ができます。ブロックが3つだけという点には少し物足りなさを覚えたので、アップデートで対応するブロックが増えるなどの展開に期待したいところ。


なお、Nintendo Labo Variety Kitは記事作成時点で、Amazon.co.jpにて税込6843円で入手可能です。

Amazon | Nintendo Labo (ニンテンドー ラボ) Toy-Con 01: Variety Kit - Switch | 周辺機器・アクセサリ

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in レビュー,   ソフトウェア,   ハードウェア,   動画,   ゲーム, Posted by log1i_yk

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