段ボール製のハンドルを握って体全体でバイクレースを楽しめるNintendo Labo Variety Kitの「バイクToy-Con」で爆走してみました
2018年4月20日(金)に任天堂から発売された「Nintendo Labo」は、自分で段ボールを組み立ててNintendo Switchの周辺機器を作って遊ぶというアイテムです。Nintendo Labo Variety Kitに含まれる「バイクToy-Con」は、段ボールでバイクのハンドル型のコントローラーを使って体感型のバイクレースゲームを遊ぶことが可能とのこと。実際にバイクToy-Conを作って爆走してみました。
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https://www.nintendo.co.jp/labo/play/bike.html
さっそくバイクToy-Conを組み立てます。バイクのアイコンが描かれた赤枠の段ボールシート8枚を使用します。
ステップは全部で5つ。組み立てにかかる時間は120分から180分が想定されていました。
1ステップ目は左ハンドルの作成。左ハンドルにはJoy-Con(左)を装着できます。
左ハンドルの手前側には、段ボールの弾性を利用したクラクションのスイッチが設けられています。
2ステップ目は右ハンドルの作成。
右ハンドルにはブレーキレバーがついています。厚みのある段ボールを5mm~1cm幅でしっかり折り畳まなければならないので、平面を利用してしっかりと折り目をつける必要がありました。
ブレーキレバーを装着し、くるくると巻くようにして組み立てると……
右ハンドルのベースが完成。
スロットルボックスに右ハンドルのベースを差し込みます。
そして、小さい輪ゴムを使用します。バイクToy-Conは、右ハンドルを回すと本物のバイクのようにアクセルがかかる仕組みになっているのですが、ハンドルを回した手を離すと元の位置まで戻るようになっており、これは輪ゴムの伸縮性を使った機構になっているからです。
スロットルの箱にある隙間を通して、ベースと箱の出っ張りに輪ゴムを2本引っかけます。ここは少し難しいポイントでしたが、焦らずに1本ずつ輪ゴムをかけていけばOK。箱の隙間は大人の指には少し狭いので、ピンセットなどの道具を使うと簡単にできそう。
2箇所に輪ゴムを引っかければ、右ハンドルの完成。四角い箱状のハンドルですが、ブレーキレバーとアクセルスロットルのおかげで、バイクの右ハンドルっぽい造形となっています。
3ステップ目はハンドルを固定する本体の組み立て。
バイクToy-Conはセパレートハンドルになっていて、2本のハンドルをそれぞれ本体に固定するというシンプルな構造です。
T字のブロックは本体中央に差し込むと、ハンドルの回転軸になります。
さらに、本体の正面にヘッドライトを装着すると、いよいよバイクの頭っぽいシルエットになってきました。
これで本体は完成。
4ステップ目はタンクと画面台の組み立てです。
画面台にはSwitchを置きます。そのため、滑り止めとしてスポンジテープを貼る必要があります。
画面台を設置し、本体をタンクに挿すとバイクToy-Conの完成。
Switch本体を中央の画面台にはめ込んで……
Joy-Conを左右のハンドルに挿入すればOK。
バイクToy-Con完成にかかった時間はおよそ80分ほどで、段ボール組み立てのコツをつかんでいたためか、想定時間よりも早く組み立てられました。遊ぶ時は、タンクを腹部にあてがう形になります。体ごとハンドルを左右に傾けることでJoy-Conの傾き検知によって重心移動が可能なので、ハングオンでカーブを曲がることも可能です。
実際にバイクToy-Conを使ってレースゲームを遊んでみました。以下のムービーは体にGo Pro 5を装着して撮影したもので、ハンドルや体を傾けると、画面内のバイクも傾く様子がよく分かります。
Nintendo Labo「バイクToy-Con」で遊んでいるところをGo Proで撮影した様子 - YouTube
ブレーキレバーを押し込んでブレーキをかけたり、体の傾きがそのままバイクの動きに反映されたりと、まるでゲームセンターにあるバイクレースゲームの大型筐体のようなプレイ感。よりリアルさを追求したい場合は、背もたれやアームレストのない椅子を使うのがベター。コースは初級・中級・上級で各3つずつの計9つ、さらにスピードレベルも3段階から選択可能となっています。
他の編集部員にも遊んでもらったところ、「エンジンをかけたりスロットルを回したりするとハンドルの中に差し込んだJoy-Conが振動し、さらに臨場感をあおってくるのが楽しい」という感想が得られました。
また、3つまでとなりますが、自分でオリジナルのコースを作って保存できます。コースの作成モードでスタジアム内を自由に走り抜けると、バイクの通り道がそのままコースになります。また、段ボールで作ったバイク型のケースに入れたJoy-Con(左)でもコース作成が可能。
ケースに収めたJoy-Conを手に持って前後左右に傾けると、画面内のバイクも前後左右に動きます。自分でコースを作り、バイクToy-Conで自由に走り回ることが可能です。
バイクToy-Conを実際に遊んでみたところ、Joy-ConのジャイロセンサーとHD振動で、想像以上に臨場感あふれるバイクゲームを楽しむことができました。また、組み立てが特に複雑ではない点もうれしいポイント。ただレースをするだけではなく、コースやスタジアムを自分で作成することができるので、段ボール以外の部分でも「つくる楽しさ」が味わえるのはかなりアリ。Nintendo Labo Variety Kit内蔵のゲームだけではなく、バイクToy-Conを使ったバイクレースゲームの登場にも期待したいところです。
なお、Nintendo Labo Variety Kitは記事作成時点で、Amazon.co.jpにて税込6843円で入手可能です。
Amazon | Nintendo Labo (ニンテンドー ラボ) Toy-Con 01: Variety Kit - Switch | 周辺機器・アクセサリ
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